今週のローカルニュースを紹介

深センで世界に先駆け

電子領収書が国際標準に

 深セン市税務局、国家電網有限公司、公安部第三研究所、テンセントなどが共同開発した「ブロックチェーン技術を使った電子発票(領収書)応用推薦規程」の国際標準が「IEEEーSA(アイトリプルイー・スタンダード・アソシエーション)」の基準審査を最近、正式に通過。世界でもあまり見ない電子領収書国際標準アプリとして、国内の税務システムに採用された。

「IEEEーSA」は工業分野の標準化を行う世界最大の非営利専門技術組織で、その学術研究や国際標準内容に権威性がある。

 深セン市は2018年8月に同技術の試行を開始。市税務局関係者によると、電子領収書の発行数はすでに4675万枚を超え、小売・卸売、ホテル・飲食、海上交通、医療など、117の業界で利用されている。ユーザーは騰訊電子発票プラットフォーム、又は微信「@深税」ミニプログラムの「開票易」から申請可能だという。(4月6日)


広東各地で夏入り

エアコン価格上昇

 広東省各地で3月中旬、最も早い「夏入り」が宣言。エアコンの売上高が昨年同期比200%増となり、今年2月までに平均価格が2割上昇したことがわかった。また業界予測では、4月に販売のピークを迎え、価格もさらに値上がりする見込みだという。

電機量販店の蘇寧広州公司によると、3月は全体気温が上がり、エアコンの総売上が昨年比200%増加。その中でも「美的(Midea)」の売上高が最高で「海信(ハイセンス)」と「Casarte)」も昨年比500%を超える売上増加となった。今年2月、オフライン店舗でのエアコンの平均価格は3433元で、昨年比27%増、オンライン店舗の平均価格は2915元で、25%増であった。(4月6日)


清明節の市内旅行者数

昨年の3・5倍に

 清明節休暇の4月3日(土)~5日(月)、広州市内の旅行者数は延べ487万人を記録。広東省全体の28・5%を占め、2019年と比べて5・4%増加、20年比では3・5倍であったことがわかった。また旅行業界の総売上高は約41億元で省全体の48・8%を占め、2019年比5・4%増、2020年比では2倍近くまで増加した。

清明節期間中、市内各地で英雄烈士の追悼イベントや、歴史の振り返りをテーマとした催し物が実施され、劇場や博物館、図書館へも多くの人が訪れた。(4月6日)


空港シャトルバス開通

約70分で到着

深センバスグループは4月1日(木)より、深セン北汽車客運駅~深セン空港間でシャトルバスの運行を開始。経由地は地下鉄「龍勝」駅と世紀春城駅。距離が36㌔、走行時間は60~70分になるという。

また、運行時間は空港から龍華方面行きが9時~翌2時、一方龍華から空港本面行きは4時から21時までになる。運賃は25元、WeChatミニプログラム「机場巴士售票」からチケットの購入が可能だという。

現在、同バスグループは、空港行きシャトルバスを4路線開通させている。今後も空港へのアクセスをより良くするため、運行時間を改善していくことを計画している。(4月6日)


深センの求職率

全国でトップに

 58同城招聘研究院は4月6日(火)、「第一季度の人材に関するデータ」を公表。同データによると、2021年第一季度における深セン市の求職率は全国第1位であったことがわかった。また企業の平均月収は9195元であったという。

2021年第一季度度の企業求人率は前期比8・44%増となり、深セン市は全国第4位、広州は全国第5位であった。一方、求職率は深センが第1位、広州は第3位にランクインしたという。

また企業の人件費も増加しており、全国平均月収は前期比2・78%増の8491元。上海が1万181元で全国トップ、次いで広州、深セン、北京がランクインしたという。(4月7日)

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