今週の広東ローカルニュースを紹介

テンセントの研究開発費

昨年は600億元超え

 中国IT大手の「テンセント(騰訊)」が8月14日(月)、2022年度の「持続可能な社会価値報告」を発表。同社は昨年、「CSR報告」を「持続可能な社会価値報告」にアップグレードし、今年で2年目。同報告の主テーマは「新形態、新しい解決策」で、持続可能な社会価値創造の足跡と実践結果が報告された。

報告冒頭の挨拶文で董事会首席兼CEOの馬氏は「AI一般化の到来前夜、テクノロジーはどうなるべきか?」 を掲げた。報告テーマの実践例として、深セン赤十字会と同社の協力による「ネット予約式」デジタル救急システムに触れ、3カ月で4件の救急患者を救った事例を紹介。また、2022年の研究開発費は614億元を超え、2018年以降の累計金額は2200億元超となったとも報告。同社は基礎科学研究及び原始イノベーションに注目しており、科学者の研究を公益賞を設けて支援しているという。(8月15日)


一日税関検査人数

最高延べ21万人

 今年に入り、福田埠頭と皇岡埠頭の一日利用者数が最高記録を更新。中国香港・中国マカオおよび内地との双方向の往来が活発化し、経済復興、市場活力、消費潜在力が背景にあるという。

深セン晩報の皇岡税関への取材によると、直近の週末、中国香港・中国マカオ居住者の利用割合が60%超であった。また福田税関の検査人数は延べ21万人余りで、一日の最高記録を更新。内、入国旅行者数は延べ約12万人だったという。

夏休み終盤、中国香港や内地へ戻る学生のピークを迎える。皇岡税関では、満7歳の子供は内地通行証を申請のうえファストトラック利用が可能となっている。(8月15日)


8月16日正午

今年の漁が解禁

 番禺区蓮花山中心漁港では8月16日(水)正午、2023年度の漁が解禁。同漁港では120隻余りの漁船が待機していて、この数日、漁師が漁船へ氷、水、新しい網具、生活物資などを積み込む準備に追われていた。統計によると、今年番禺区で休漁していた海洋漁船の数は379隻で、漁師は1130名だという。

休漁期間中、区海洋総合執法部門は停泊漁船の全面検査を実施し、身分証、許可証、違法改造、必要設備等を確認。漁師と漁船の専門研修では、座礁防止や応急処置などの能力向上に努めた。(8月16日)


電動自転車事故、多発

学生たちへ教育を

深セン市交通警察局は最近、市内で電動自転車による交通事故が相次い発生していると発表。同部門は保護者に対し、子どもたちへ交通安全教育を行い、法定年齢に達していない場合は電動自転車の使用を厳禁するように注意を促した。

深セン晩報によるとここ最近、ナンバープレート未登録、信号無視、逆走、ヘルメット無装備などの違法行為を行う学生の事故が多発。7月27日(木)5時49分ごろ、14歳と17歳の少年二人がナンバープレートが付けていない電動自転車で盐田区盐三路大華興寺路付近を走行中、小型乗用車と衝突。少年二人は負傷し、車輛の一部を破損させる交通事故を発生させたという。


広州マラソン、12月開催

9月5日よりエントリー

 広州市は12月10日(日)に「2023広州マラソン」を開催すると発表。同マラソン大会は今年で開催10回目を迎え、広州のイメージアップにつながる一大イベントである。

2023広州マラソンは、フルマラソン(42・195㌔)とハーフマラソン(21・0975㌔)を用意。フルマラソン募集人数は2万人、ハーフマラソン募集人数は1万人。天河体育中心をスタート、ハーフマラソンのゴール地点は広交会展示館A区北広場、フルマラソンのゴール地点は花城広場に設置される。大会エントリーは9月5日(火)10時より開始。申し込み締め切りは9月25日(月)17時。広州マラソン公式サイトなどから行える。(8月18日)

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