広東のローカルニュースを紹介

深セン前海総合交通ハブ

前海湾駅、地下6階建て

 深セン晩報によると、現在、深セン市前海では大型の地下総合交通ハブが建設中。完成後は、地下鉄5路線が利用可能になるという。

現在地下鉄「前海湾」駅では1号線、5号線、11号線が開通。現在、穂莞深城際線が建設中、港深西部快線は建設計画中である。同晩報の取材によると「前海総合交通ハブ」は前海蛇口自由貿易区桂湾センターに位置。地下6階の深さになる巨大円形空間がすでに出来上がっているという。工事責任者は「同交通ハブには全部で8つの地下空間があり、東西約100㍍、南北約840㍍、深さ約30㍍になる。全ての掘削工事が終了し、全体の結合工事が完成した後には『地下都市』が誕生するであろう。」と語っていた。

同交通ハブの地下1階は商業施設、地下2階と地下3階は地下鉄乗換駅、地下4階から地下6階は5000台収容可能な深セン最大の駐車場になる予定だという。(4月21日)


海岸で慈善植樹

環境保護活動10年

 深セン市緑源環境保護ボランティア協会の40名が4月15日(木)午後、大鵬新区の堰光ビーチと塩灶ビーチを訪問。500株余りのマングローブの苗を植樹した。これらのマングローブは波の衝撃を和らげる効果があり、深セン市が長年努めている生態系回復活動のモデルになっている。

堰光ビーチでは高さの違うシルバーリーフ、メヒルギ、オリーブ等のマングローブ植物を見ることができ、塩灶市~産頭村、田寮村まで数㌔に及ぶ。これらはボランティアの人達が長い時間をかけて育てたもので、参加人数は10年間で延べ7994人、活動時間は7万5445時間、植樹されたマングローブの苗は20万株、植樹面積は約6万㎡に及ぶという。(4月19日)


珠海のワクチン接種状況

目標達成率80%超

 珠海市では最近、18~59歳を対象とした新型コロナウイルス感染症ワクチンの摂取率が全国で初めて80%を超えたことが判明した。

広東省衛生健康委員会によると、4月20日(火)正午まで、累計接種人数は141・7万人に到達。珠海市では市内25カ所の固定接種場所に加え、人口密集地に24の臨時接種場所を設け、毎日3000名近くの医療スタッフが業務にあたっているという。

珠海市体育センターでは朝8時~夜8時まで300人のスタッフが対応。市衛生健康局らは公共バス16台をワクチン接種用に改造し、巡回接種も行っている。(4月21日)


スーパーリーグ開幕

3万人のサポーター

広州市、天河体育場で4月20日(火)19時35分、2021年度「中国サッカー・スーパーリーグ」の開幕式が開催。会場には約3万人のサポーターが集まり、同リーグの開幕を喜んだ。

2020年、同リーグは新型コロナウイルス感染症の影響で大々的な開幕式が行うことができなかった。一方、21年は新型コロナウイルス感染症の抑え込みに成功していることから、506日ぶりに天河体育場で開催する運びとなった。

開幕式には、広州の有名企業「億航智能」が製造した世界で類を見ない自動操縦機能搭載有人ドローン「広州001」が登場し、サポーターたちを盛り上げたという。(4月21日)


地下鉄、相次いで遅延

機械トラブルが原因

広州日報によると、4月19日(月)正午、機械トラブルの影響で地下鉄1号線の両線において、10分以上の遅延が発生。復旧に1時間ほど要したことがわかった。また4月中旬は、1号線だけでなく3号線、3号線北延段、8号線などの主要路線でも相次いで列車の遅延が発生していることが判明した。

関係者は「4月12日(月)の週、広州地下鉄の利用者は3日間連続で900万人以上を記録。毎年、春から夏にかけて地下鉄利用者が増大し、遅延の原因となっている。それに加え、気候も『回南天(広東特有の高湿気時季)』に入り、設備の故障も増えていることが連続遅延の要因になっている。」と調査結果を報告した。(4月20日)

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