今週の広東ローカルニュースを紹介

高速道路通行料の領収書

4月10日より全線電子化

 広州交投北環高速公路有限公司と広東連合電子服務股份有限公司は、高速道路通行料の領収書電子化機能を共同開発。広汕料金所で試運転が行われ、広東省初の電子領収書が発行された。

北環高速では4月10日(日)から、高速道路全線の料金所で、通行料の電子領収書発行を行う。ETC決済またはスマホ決済をした運転手は、微信小程序(ミニプログラム)から電子領収書を受け取ることが可能。現金払いの人は、紙の領収書が印刷される。試算によると、領収書の電子化で1台あたり3~5秒の時間短縮となり、印刷用紙及び炭素排出量の削減にも有効だという。同高速道路料金所では「脱現金化」を進め、スマート化でサービス運用面の成果を上げると共に、通行効率も高めたい考えだ。

料金徴収の自動化、スマート化は、コロナ禍で需要が高まっているという。(3月21日)


珠江繋ぐトンネル

12月着工予定

 広州公共資源交易センターは最近、公式サイトで、臨江大道~閲江路跨川トンネルの建設を発表。工事は今年12月1日に着工予定で、施工期間は3年だという。同トンネル開通により、珠江対岸に位置する珠江新城、琶洲西区(インターネットイノベーション集積区)、国際金融城の「黄金三角区」はより往来が便利となる。

珠江には猎徳大橋と華南大橋の2つの橋があり、その距離は約2㌔であるが、同トンネルはその中間に位置し、交通量分散に最大の効果を発揮するという。珠江南岸の海洲路東側にある琶洲西区では、地下2階建て、総面積約5万9000㎡の地下空間が建設され、商業モール、地下駐車場、地下鉄18号線駅などができる予定。(3月22日)


佛山市の「梁園」

国家3A級景観区に指定

 3月21日(月)、佛山市文化広電旅行体育局は、佛山市梁園景区が、国家3A級景観区に指定されことを明らかにした。これにより、佛山市のA級景観区は全部で35カ所となる。

 「梁園」は清代の1796年に建築された梁一族の私邸庭園の総称で、禅城区松風路先鋒古道に位置する。順徳の「清暉園」、東莞の「可園」、番寓の「余荫山房」と共に、清代の広東4大名園と称される。80年代に広東省の重要文化財となり、1994年に大規な全面修復が行われ、2016年に周辺環境整備工事が実施されている。(3月22日)


3月、暑い広州

13日に夏入りか?

中国気象庁が発表したデータによると、ここ最近の広州の気温は、4月中旬ごろと同じ温度を記録していたことが判明。この暑さが続けば、今年は例年より15日以上も早い3月13日(日)ごろに夏入りすると言われている。

広州市は3月15日(火)~19日(土)の間、平均気温が22度以上を記録。そのため、平均気温が22度以上を記録した13日を夏入りとすることが検討されていた。ただ、13日の夏入りは例年より15日以上も早く、現時点ではデータが不足しているので、今後の気温の変化などを考慮し、最終判断を下すという。ちなみに広州で最も早く夏入りしたのは昨年で、その年は3月26日に夏入りした。(3月21日)


今年の深センの気候

7個の台風が接近か

 深セン市気象局によると、2022年4月~10月は、市内で局地的な突風が多発すると予想。さらに、5~7個の台風が接近もしくは上陸するであろうと考えられている。

また同局関係者は4~8月にかけて、ゲリラ豪雨の発生が集中するとも予想。今年は「龍舟水(華南地方独特の梅雨現象)」が顕著に現れるという。さらに5月からは5~7個の台風が深セン市に接近。中でも4個ほどの台風は、深刻な暴風雨を引き起こすと考えられている。その影響を受け、広い範囲で最高気温が急激に上昇し、酷暑になるという。

現在、同局関係者は、台風接近に伴う災害と高温に注意喚起を行っている。(3月23日)

 

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