今週の広東ローカルニュースを紹介

5G無人運転カー

深セン市の公園で

深セン商報によると、深セン市内の一部公園では、スマートランニングテストコースを設置。ランナーの体格と顔を識別し、速度や距離の運動データを取得して当日のランキングを表示してくれるという。そのほかにも、音声ガイド付き無人周遊カーやコーヒーやスナックを販売する無人販売車が走行しているなど、SF映画のワンシーンのような光景が現実となっているという。

 深セン都市管理部門は、今年1月から5Gスマート技術を用いた公園の活性化に取り組んでおり、現在までに市内34カ所の公園及び緑道で、131項目の応用製品が導入された。

蓮花山公園では、6月に無人周遊カーの導入を予定。現在はコースの測定を行い、時速8㌔でのテスト走行を行っている。市公園管理センター副主任は、無人周遊カーは予約制で、車内に乗務員はいないが安全確保のため補助員が1名乗車するという。(4月26日)


コンテナ取扱い量

深セン港が首位

 深セン市では4月27日(火)、「第2回世界4大湾区流動指数」の研究成果シンポジウムを開催。同シンポジウムでは、2020年~2021年の研究成果を発表。人材流動の視点から「世界4大湾(東京、サンフランシスコ、ニューヨーク、グレーターベイエリア)」を比較研究し、物・人・資金・情報の資源流動と発展について専門家による評価が行われた。

研究成果では4大港エリアの都市のうち、深センは資源流動率総合点で第6位、物流総合点で世界第3位であった。深センは物資運搬量および輸出依存度などの項目で突出しており、コンテナ取扱い量は各都市の中で首位、港の利用条件、投資環境、外部開放でも高い水準を示した。(4月28日)


「歇脚屋」が続々オープン

配送員らに寛ぎの場所提供

 深セン市龍華区で今年初めより、フードデリバリーの配達員、宅急便配送員、オンライン予約配車サービス運転手向けの休憩所「歇脚屋」がオープン。彼らのように勤務体系が柔軟な就業者に安らぎを与える場として、現在、区内100カ所に設置。多様なサービスを提供している。

フードデリバリー大手「美団」が自治体に協力し提供する「歇脚屋」では、机、ソファー、電子レンジ、飲水機、無料WiFi、充電器、薬箱、工具、雨具、マスクや消毒液などのグッズが用意され、安心して寛ぐことができる。(4月27日)


深セン市のGDP

経済状態は良好

 深セン晩報によると、深セン市統計局が4月25日(日)、「第一季深セン市GDP(域内総生産)」を発表。同発表では、第一季度の深セン市GDPが昨年比17・1%増の6867億元に達し、ここ2年で平均4・6%増加したことがわかった。

同統計局の関係者の話によると、2021年第一季度の深セン市工業生産は緩やかに回復し、製造業の増加値は前年比23・8増、採掘業の増加値は前年比33・3%増となった。またそれ以上に、営業収益2000万元以上になる「規模以上工業・企業」の収益は急速に回復。同企業の利潤総額は前年比16・61倍、営業利益率は5・75%であったという。(4月26日)


南方航空の新路線

北京がより近くに

中国南方航空公司が4月27日(火)、深セン宝安国際空港‐北京大興国際空港を結ぶ「京深快線」を開通。合わせて、広州白雲国際空港‐北京大興国際空港を結ぶ「京広快線」も開通させたことがわかった。

同航空公司によると、「京深快線」は日々14便、「京広快線」は日々17便が運航。「今後、北京への移動はより便利になるであろう」と関係者は語っていた。

そのほかにも、同航空公司は、同便のチケット変更にも柔軟に対応。予約した便の前後4時間以内なら、空港のカウンターで無料変更が可能。また、離陸時間4時間以上前ならば、「南方航空アプリ」を使用すると、出発および到着地が無料で変更できるという。(4月28日)

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