今週の広東ローカルニュースを紹介

脱水症のシロガシラ保護

心温まる保護動画が人気

 深セン晩報は最近、SNSで公開された脱水症状のシロガシラを保護する動画が注目を集めていると報道。同動画のフォロワー数は1000万人、コメント数は9万4000件になっているという。

同動画を投稿したのは深セン区光明区で働く警備員。6月23日(木)、パトロール中、バスケットボール場で横たわっている鳥を発見。地面に触れると、手が火傷しそうに暑かったという。シロガシラは息絶え絶えで、脚も翼も動かせず、嘴から微かに声を発していた。警備員はシロガシラを草むらに移し、水を身体の下にあて、少量の水を嘴から流し、宿舎に連れ帰った。

警備員の献身的な介護のおかげで、6月28日(火)にはすっかりと元気となってシロガシラ。警備員は餌を与えた後、発見した場所で鳥を放してやった。シロガシラはお礼を言うかのように警備員の周りを旋回し、林の方へ飛び去ったという。(6月30日)


中国香港への電力供給

3000億㌔ワット時

 中国南方電網有限公司は最近、1994年から今年6月28日(火)まで、中国内地から中国香港へ輸出した電力量が累計3000億㌔ワット時を突破したと発表。3000億㌔ワット時は中国香港の総電力量の約1/4にあたる量で、中国香港経済や社会の発展に影響を与えている。

中国香港は今年で中国返還25年、南方電網からの電力供給は28年目を迎えた。南方電網はこの28年間、中国香港への送電を保障し、緊急支援体制を整え、サポート力を高めてきたという。

今後広州と中国香港は共にインフラ施設の相互連携をさらに強化し、500㌔ボルトの送電所建設や深セン変電所の改造工事等を計画している。(6月30日)

 


夏到来、果物の販売最盛期

スイカ、ライチが旬

 広州江南果菜市場は6月28日(火)、6月20日(月)~26日(日)の価格指数評価を発表。同評価によると果物の平均価格は15・78元/㌔で、前期比1・02%下落。国産果物の取扱量は210万7600㌔で前期比10・77%上昇したという。

現在広東では夏を迎え、旬の国産果物は市場価値が上昇。一方、グアバや梨などの価格は大きく下落。それぞれ40・3%、21・4%減であったという。また暑さの影響で野菜は取扱量が減少し、価格が上昇。一方、果物は需要、取扱量共に増加し、翌週以降も価格の下落が予測されている。(6月30日)


自動運転のタクシー

全国に先駆け、広州で誕生

広州市は6月30日(木)、スマートカーの自動運転走行テストをを実施。テストは通常の車も走行している中で行われ、参加者は「自動運転車の運転は、ベテランドライバーのスキルと大差はない」と驚いていた。

同市の計画によると、2025年までに南沙区テストエリアに2000台のスマートカーを導入し、有人や貨物を積載した状態でのテストを行う。その後、複数のエリアでもテスト運行を行っていき、自動運転技術の発展と普及、およびビジネスモデルを構築していくという。

今回のテストを経て、広州市では全国で初めて自動運転技術を搭載したタクシーが誕生。南沙区は広州で初となるスマートカーの自動運転テストエリアとなったという。(7月1日)


番禺区市橋大橋の改造

今年8月より開始

広州生態環境局は最近、番禺区市橋大橋の改造プロジェクトに関するメリットを公式ホームページで報告。報告によると、同プロジェクトが成功すれば、効果的な渋滞緩和、周辺道路とのネットワーク強化、沿線住民の交 向上につながり、広州経済の発展に寄与するという。

同プロジェクトでは、番禺区市橋大橋を一度撤去し、再度新たな橋を建設。現状より車線数を増やす計画となっているという。

広州市番禺区基本建設投資管理事務室は、同プロジェクトの開始予定日を2022年8月と公表。総投資額1億1260万7600元で完成予定日は2024年4月を予定している。(7月3日)

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