今週の広東ローカルニュース

増城区にライチの季節到来

今年は4・1万㌧収穫予定

 広州日報は、ライチの産地として有名な広州市増城区がライチの最盛期を迎えたと報道した。

増城区のライチ栽培面積は1782万㎡(東京ドーム381個分)で、品種は7000種あまり。今年の予測収穫量は4万1000㌧で、6月~7月にかけて市場に出回る予定だ。最近、市場に並んだ主要品種のひとつである「妃子笑」は果肉が厚く、色艶やか、種が小さく甘酸っぱいのが特徴。そのほかにも「桂味」、「糯米糍」、「舐甜岩」などの品種が6月中旬~7月にかけて出荷されるという。

区農業農村局の責任者は「今年は栽培技術の宣伝普及、農家への栽培管理指導、品質向上などを強化した。栽培技術の向上で、農家の増収と農村の復興を支援する」という。また、ライチの品質改善に260万元の助成金を投じ、有機肥料などの積極利用を促進し、農薬使用率を減らす試みも行っている。(5月24日)


 

深センのドローン

全国の90%占める

 深セン市で5月21日(金)、「第5回ドローン・ワールドカンファレンス2021」が開催。ドローン技術貿易政策通達会でドローンシステム産業発展フォーラムが行われた。

深セン市は民間ドローン機において世界で最も主要な産業基地であり、輸出消費水準は全国の90%を占める。同市では研究開発、製造、販売及びサービスシステムの全体パッケージが形成されており、ドローン産業集積地として優位性を備えている。

ただ近年、ドローン輸出は必ずしも一筋縄ではいかず、2021年4月までに「ドローンの分類管理」、「個体識別番号規則」などに関する技術的な貿易措置が全世界で12件余り提起されているという。(5月25日)


広州市のワクチン接種

累計1000万回を突破

 広州市衛生健康委員会によると、5月23日(日)正午までに、広州市の新型コロナウイルス感染症ワクチンの累計接種回数が1000万回を突破したと報告。累計745万人あまりの市民がワクチンを接種したという。

今年3月以降、広州市は大規模接種を開始し、市内371カ所に固定接種ポイントを設けている。ワクチン接種は、「WeChat(微信)」の「穂康小程序」、「穂好弁」アプリ、「広州健康通」などから予約するか、会社または社区の通知に基づき、最寄りの接種ポイントから接種できる。(5月24日)


広東、龍舟水に突入

突然の豪雨に注意

深セン晩報が深セン市気象台から手に入れて情報によると、広州市、深セン市は「龍舟水(端午節の前後に降る大雨のこと)」の時期に突入したことが判明。5月24日(月)午前には、深セン市で豪雨が降り、通勤途中の市民たちに大きな影響を与えたという。

 深センなどの沿岸地区は、夏季に入ると豪雨や台風などの自然災害が多発。同市気象台は4月15日より、広東省全域が増水期に突入しており、突然の豪雨に対して注意を促していた。

また関係者によると、今後も豪雨や雷雨の天気が続くと予測されており、雷雨時はなるべく外出を控えるようにと注意喚起をしていた。(5月26日)


深セン市の輸出入額

経済の好調さを証明

深セン税関が5月24日(月)、輸出入に関する最新データを発表。同データによると、2021年1月~4月までの深セン市輸出入取扱い金額は前年比27%増となる1兆500億元に達したことがわかった。

また同データでは、輸出入、それぞれの取扱い金額も明記。輸出に関しては前年比33・6%増の5677億元、輸入は前年比20・1%増の4800億元であった。中でも電気機器の輸出金額は前年比37・2%増の4554億元となり、全体の80・2%を占め、好調さをアピール。携帯電話、家庭電化製品だけでなく、タブレット型パソコンの出荷が好調で、海外市場が持続的に回復していることを証明した。(5月25日)

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