広東のローカルニュースを紹介

黄埔マスク製造チーム結成

30日で製造機100台製造

広州市黄埔区組織専議会議は2月5日(水)、区内主要企業及び関連企業によるマスク製造対策チームを立ち上げ、1カ月でマスク製造機100台を生産することを決定。2月8日(土)から24時間体制で製造を開始し、100㎡の臨時工場には、作業員200人余りが緊急動員された。

対策チームは国机智能公司、広州ロボット産業連盟、启帆工業機器人有限公司などで組織され、区内企業の既存設備を利用しながら製造。1台目のマスク製造機が完成したのは2月18日(火)で、翌19日(水)には最初のマスクが納品された。また、3月8日(日)には100台目の製造機が無事完成し、全製造ラインの交付式が行われた。

現在、広州市では3月9日(月)より鴻達興行がマスクのオンライン予約販売を開始。価格は1枚2・2元、個人は1人につき1日30枚、病院や企業は600枚まで購入可能だという。(3月11日)


2月食品物価指数

昨年比21・9%増

広州日報によると、国家統計局が3月10日(火)に消費物価指数(CPI)を発表。2月のCPIが昨年比5・2%増で2カ月連続上昇したことがわかった。

中でも食品価格の上昇率が比較的高く、昨年比21・9%であった。また、食品の中でも生鮮食品の価格上昇が続いており、対前期上昇率はイモ類16・0%、豚肉9・3%、野菜9・5%、果物4・8%、水産品3・0%だった。国家統計局城市司長はその原因として「各地で交通輸送管理措置が異なり、一部地区で物流に支障が生じていること。人手不足による配送困難とコスト増が発生していること。一部企業や市場で営業再開が遅れ、生産及び供給に影響を及ぼしていること」をあげている。(3月11日)


中国初のゴミ箱

殺菌防疫機能付き

深セン晩報は3月11日(水)、現代の技術水準を上回る〝ブラックテクノロジー〟を駆使した「埋没式ゴミ箱」が、深セン市福田区に設置されたと報告。中国初の殺菌防疫機能付きゴミ箱が注目を集めている。

同ゴミ箱は、4つの投入口が下の大きなゴミ箱と一緒に上がる仕組みで、1500人前後のコミュニティの利用を満たすことができるという。また広範囲の殺虫剤で10〜100マイクロ㍍の極小粒子に霧化し、空気中とゴミ上の病原菌が殺せるほか、脱臭や自動消火などのスマート機能を備える。(3月11日)


AIシステムで診断

ウイルス早期発見へ

広州日報の取材によると、最近「広東省幹細胞と再生医学重点実験室」で、胸部CTを基にした人工知能(AI)補助診断システムの研究・開発が行われていることが判明。利用新型コロナウイルス「COVIDー19」の早期発見に大きく役立つことがわかった。

同実験室の責任者の話によると「このAIシステムを使えば、これまで15~30分ほどかかっていた新型コロナウイルスの診断が、わずか十数秒で完了できる」という。また、「我々が開発したAIシステムの診断的中率は90%以上であり、正確な診断を提供できる」とも強調していた。今後、同AIシステムを全国に使用されていく計画だという。(3月9日)


陳家祠が開館決定

一部スペースは未開放

広州市荔湾区にある「陳家祠(広東民間工芸博物館)」が3月9日(月)に、公式アカウントで「回復開館公告」を配信し、3月10日(火)より条件付きで開館すると発表。広州の博物館の中で、最初に復館することがわかった。

同公告によると、陳家祠の開館時間は9時~17時半まで。日々の入館者数を480人までとし、1時間ごとに60人しか予約ができないという。また開放される場所は野外スペースとオープン型展示室のみで、サービスカウンターなどは閉鎖されており、一部のガイドシステムも使用ができないという。

入館チケットの予約は、予約可能な時間帯が決められており、同博物館の微信公式アカウントより行う。(3月10日)

 

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