今週の広東ローカルニュースを紹介

住宅区で競うガーデニング

首位は福田区灯火藍珊園

 深セン市で6月6日(日)、「2021花園遛遛節」のイベントが開催。市内7区から24の住宅区(社区)が参加してガーデニングの美しさを競い合った。

同イベントでは、各住宅区の庭園を投票により採点。首位は、約200㎡の芝生に青や紫を基調とした多年生植物や、バジルなどの独特の香りを放つ植物を取り入れた「福田区灯火藍珊園」が選ばれた。また2位は「南山区企鵝花園」、3位は「羅湖区容融楽園」で、そのほかにも「龍華区世紀春城四期の沁芳園」、「光明区鳳凰街道社区共建花園」、「玉律社区共建花園」がそれぞれ「エコロジー・ゼロ廃棄賞」、「オールマイティ芸術賞」、「都市ガーデン賞」を受賞した。

今年は120の住宅区が共同ガーデンを建設予定で、福田区と南山区に各20カ所、宝安区、龍岡区、羅湖区及び龍華区に各15カ所、塩田区、坪山区、光明区、大鵬新区は各5カ所を予定している。(6月9日)


深セン発の茶博会

全国へ広がり盛況

 深セン市華巨臣実業集団は5月21日(金)~25日(火)、「第4回中国国際茶葉博覧会」を杭州で開催。同社が運営する「茶博会」は2008年、深センで初めて開催され、国家農業農村部でA4級を唯一獲得した博覧会で、国際UFI認証展覧会にも指定されている。同社はこれまで全国30近い都市で茶博会を開催しており、これまでの経験を活かし、杭州での国際茶葉博覧展も成功を収めた。

同社の調べによると、全世界に占める中国の茶畑面積は60%以上、茶葉生産量は約50%で首位。茶産業の市場規模は7000億元を超えるという。2020年の中国の茶葉輸出量は世界2位であった。また、深セン市の年平均茶葉消費量は3㌔以上で、全国首位だという。(6月7日)


2021高考、順調に終了

受験者数が過去最高更新

中国の大学入試センター試験「2021年普通高等学校招生全国統一高考(以下、高考)」が6月7日(月)~8日(火)に実施され、申込人数が1078万人で過去最多となった。広東省では今年から新高考改革を実行し、「コロナの影響を受けない高考、高考の影響を受けないコロナ」を全うするため、感染症対策に力を注いだ。

広東省の全受験生は、試験14日前から健康観察を行い、7日前に陰性PCR検査証明を準備、ワクチン接種を完了。また、現役受験生及び監督官に対し、封鎖管理が行われた。(6月8日)


深センのワクチン接種

1202万人に実施済

深セン晩報によると、深セン市で6月7日(月)午後、「疫情防控新聞発布会」が開催。深セン市における新型コロナウイルス感染症のワクチン接種状況についての報告があったという。

同会の報告によると、同市は日々62万剤のワクチンを市民に接種。6月6日(日)24時の時点で、ワクチン接種人数は1202万人となり、同市が設定する「ワクチン目標接種率(18歳~59歳まで)」の88・4%に到達したことがわかった。

深セン市衛健委副主任は「深セン市は今後もより一層ワクチン接種に力を入れていき、全市民に免疫をつけてもらうようにする」と語っていた。(6月7日)


広州市の空気質量

南沙区が最も優秀

広州市生態環境局が6月7日(月)、5月の広州市空気質量状況を発表。同発表によると、5月の環境空気総合指数は2・82で前年比10・2%減を記録。PM2・5の数値も減少しており、空気質量が改善されていることが判明した。

同月の広州市は軽度および中度の大気汚染を記録したのは1日だけであり、重度の大気汚染はなく、そのほかの日は優もしくは良判定であった。

また同局は広州市の中で環境空気質量総合指数が優秀であった行政区も報告。同報告によると、もっとも空気質量がよかったのは南沙区で、その後に番禺区と従化区が続いたという。(6月7日)

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