今週の広東ローカルニュースを紹介

深セン国際空港に初出店

スペインの老舗食品メーカー

 深セン宝安国際空港で7月9日(火)「2024年深セン~スペイン経済貿易文化交流イベント」が開催。スペインの有名食品メーカーである伊挑ハム(ENRIQUE OMAS)の中国初号店が深セン空港にオープンした。

今年に入り、深セン空は航空会社と連携し、スペイン行きの旅客便と貨物便をいずれも強化し、経済貿易の往来ニーズに応えている。2月の増便により、毎週月、水、金曜日の週3便が往復で就航した。7月9日、深センとバルセロナの友好都市がちょうど3周年を迎え、深セン~バルセロナの直行便開通から1周年となった。

同イベントでは、深センとスペインの経済・貿易・文化交流において、深セン空港が更なる架け橋、窓口となるよう促進する。伊挑ハムは4店舗を同時オープンし、3店舗はターミナル3の3階国内線出発エリア、1店舗は地上交通センターにあるという。(7月10日)


配送員の交通違反

週3回で停職処分

 広州市市場監督局は7月8日(月)、デリバリープラットフォーム企業の安全責任を果たすため、配達用電動バイクの取締りを実施。全省に先駆けて、週3回以上違反行為を行ったドラバーに対し、業務停止処分を科す。これにより、多発しているドライバーの交通違反を抑制するという。

市場監督局と市公安交通警察は共同で取り締まりを強化、業界協会は「オンラインデリバリー業界公約実施規則」を発表。ドライバーの管理システムと市交通警察部門の交通違反情報がリアルタイムでリンクされるという。

同業界では「速度違反せねば、配送時間超過」と言われてきたが、最高時速25㌔の遵守を企業に求め、監督検査を強化する。(7月9日)


動物の赤ちゃんも夏バテ

動物園では果物や氷を提供

 連日夏日が続く広州動物園では、動物たちのためにエアコン、ミスト、氷の塊、果物などを用意し、涼しく快適な夏を過ごせるよう工夫している。

パンダの「星一」と「雅一」は午前、新鮮な竹と凍った果物をエアコンの効いた部屋で食し、食後は大きな氷塊で遊び、プールで水浴びをして楽しく広州の夏を満喫した。また夏になると、スイカを食べるカバも登場。大きな口を開けて、スイカ丸ごと1個をひと口で完食。灼熱の昼間、カバは長時間水底にいて、食事と呼吸の時だけ水面に顔を出すという。 (7月10日)


事前実名予約制度、中止

来館がよりスムーズに

 広州市文化広電観光局は最近、複数の博物館や美術館およびA級観光地での事前実名予約制度の中止を発表。広州市外から来た観光客は「これで観光が便利になった」と喜びの声をあげている。

広州日報の記者は事前実名予約を中止した文化博物館を訪問し、来館者にインタビューを実施。多くの来館者は「便利になった」や「予約や身分証明書が必要なくなり、気軽に来られるようになった」と話していた。

ただ注意しなくてはいけないのは、広州市内すべての博物館や美術館が予約制度を中止したわけではない。広東省博物館、南越王博物院などではまだ事前実名予約を行っている。(7月12日)


ハイセンス、ユーロで活躍

高性能のVARを提供

 欧州各国のサッカー代表チームが戦うユーロ2024の「ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)」の公式スクリーンアドバイザーとして中国大手家電メーカー「海信(ハイセンス)」が試合をサポート。各国のサッカー代表メンバーとともに熱い戦いを繰り広げていた。

VARはビデオ再生技術を利用し、難しいファールのジャッジをサポート。18年のロシアワールドカップより採用され、現在では審判の「第3の目」となり、オフサイドなどのファールを適切にジャッジできるようにしている。

ハイセンスは今回のユーロでVARスクリーンアドバイザーの独占権を獲得。試合中、高精度で高繊細な画像を提供した。(7月12日)

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