今週の広東ローカルニュースを紹介

カフェ激戦区の天河CBD

1㎡内に50店舗近く乱立

 広州日報によると、天河区には1022店のカフェがオープン。そのうち、599店がCBD(ビジネス中心地区)にあるという。

昨今、天河CBDエリアでは雨後の筍の如く、次々と新店が登場。平均1㎡以内に50店近くが乱立するカフェ激戦区となっている。同エリアに出店する多くのカフェでは、朝はコーヒー、夜はビールを提供。近隣で働くビジネスマンの勤務時間に合わせたサービスを展開する。「無牌珈琲」の責任者は、天河店ではオフィス需要の高いデリバリーサービスに対応するため、商品はエスプレッソが主力で、早朝営業を行っていると言う。

現在のカフェはドリンクを飲むだけでなく、仕事や商談をする寛ぎやすい快適な環境として認識。さらに天河商圏は1日約150万人が行き交うファッション発信地でもあり、「映え」を意識した商品設計も重要な要素となっている。(3月15日)


華大の抗原検査キット

15分でコロナ検出可能

 国家薬品監督管理局は最近、新たに5製品の新型コロナウイルス抗原検査キットの販売を承認。承認された製品には、深セン華大因源医薬科技有限公司(以下、華大)の製品も含まれ、15分で結果が測定できるという。

抗原検査は鼻腔咽頭拭い液から抗原を採取し、ウイルス中の特有のタンパク質(抗原)を検査する方法で、短時間且つ簡単な操作で検査することができるため、急速な感染拡大期に有効である。華大関係職員によると、1台の検査器で1時間に少なくとも60~100検体の検査が可能だという。検査器の販売は、現在のところ、医療機器経営資格を持つ企業に限定されている。(3月14日)


オンラインで映画展開催

「広東館」に配給40社集結

 中国香港貿易発展局は3月14日(月)、「中国香港国際影視展(チャイナ・フィルムパビリオン)」を開幕。オンラインで4日間開催された。

広東省電影局と広東省広播電子局は省内40社と提携し、「広東館」のオンラインブースで作品を出品。多くの映画賞を獲得した「白蛇伝・情」、「点点星光」、「南越宮詞」、「掬水月在手」等4作品を含む広東フィルムの優秀作品を紹介した。

同パビリオンでは、740社超の企業及び約8000人の業界関係者が参加し、2300作品を超える新作が紹介された。(3月15日)


中国香港政府の要請

医療スタッフを派遣

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、中国香港政府は3月14日(月)、広東省医療関係部署に医療スタッフの応援派遣を要請。同省関係部署は中国香港政府の要請を受け、36人の医師と39人の看護師、合計75人の医療スタッフを中国香港へ派遣した。

国家衛生健康委員会医政医管局の局長によると、今回、広東省より派遣された医療チームは中国香港の亜博館コミュニティ治療施設で医療業務に従事。同施設で受診される患者には高齢者が多いため、基礎疾患と合併し、重症化しやすいという。ゆえに同施設で医療に従事する人には、高度の医療技術と医療経験が必要とされている。(3月15日)


深センの清明節

墓参りを禁止

深セン市民生局は3月14日(月)、新型コロナウイルス感染症の流行拡大を受け、清明節の伝統行事「祭掃(墓参り)」を禁止。アプリ「i深セン」や「粤省事」を通じて、オンラインで墓参りをすることを推奨いている。

清明節」とは墓を清め、祖先を供養する日として定められた祝日。旧暦3月の春分の日から15日目にあたる節句で、2022年は4月5日(火)が清明節になり、その日を含む3日間を法定休日としている。同市政府は市民の健康と生命の安全確保のため、全市すべての墓地、遺骨保管所などの使用を禁止。合同葬などの人が集める活動も一時的に停止したという。(3月14日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最新号の電子版はこちらから

PAGE TOP