コロナワクチン、接種開始
深セン市21カ所で集中接種
深セン市衛生健康委員会は全市で新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種を実施するため、最近、市管轄病院で組織した4500人余りの医療サポートチームを結成。各区へ時期をずらして派遣するという。
現在、深セン市は全部で21カ所の大・中型ワクチン接種場所を用意。深セン晩報の取材によると、ワクチン接種場所には医師と看護士が配置され、集中接種に対応するため、待機、事前問診、登録、接種、観察、副反応処置、救急の各エリア、現場オフィス、薬剤保管場所が設けられ、救急車も待機しているという。
龍岡区の大型集中接種場所に指定された深セン大学平湖医院には3月27日(土)、同医院、龍岡区第五人民委員および、その社区健康サービスセンターの一部医療スタッフら300人近くが集められ、ワクチン接種業務にあたった。同医院では現在企業単位の申込に対応しており、今後4カ月続く見込みだという。(3月30日)
高鉄ダイヤが改定
4月10日から実施
中国鉄路広州局集団有限公司(広鉄集団)は、4月10日(土)より新ダイヤの運行を開始すると発表。一部高鉄(新幹線)の走行速度を引き上げ、厦深高鉄、江湛高鉄、広深城際などの所要時間を短縮するという。さらに、佛肇及び穂深城際鉄路が新たに開通することもわかった。
同集団有限公司によると、今回の見直しは、広東省と周辺省区間の利便性を強化することが目的。増便される列車のうち、広東地区始発の列車は10本もあり、対象は深セン北駅-アモイ駅及び茂名駅、広州南駅-深セン北駅、潮仙駅-深セン北駅、肇慶駅-潮仙駅などの路線である。また、深セン北駅からアモイ北駅間については、列車走行速度も時速200㌔から時速250㌔に引き上げ、所要時間を平均32分短縮するという。(3月29日)
深セン地下鉄
カバー率全国1位
深セン地下鉄は3月30日(火)、「2020年度深セン市城市軌道交通サービス質量評価結果」を発表。調査結果によると、現在、深センの軌道交通網カバー率は国内首位で、市民の地下鉄サービスに対する満足度が再び最高値を更新したことがわかった。
現在、深セン地下鉄交通網密度(地下鉄敷設距離と市内行政面積の比率)は1㎡あたり0・21㎡、2019年比34%増で国内首位。地下鉄(モノレール含む)の利用者数も年々増加しており、昨年の乗客数は約16億人、一日平均445万人であった。(3月31日)
深セン地鉄、ダイア改正
ラッシュ対応のため
深セン地鉄集団は近日、深セン地下鉄4路線のダイヤ変更を発表。対象路線は5号線、6号線、10号線、11号線で通勤・帰宅ラッシュ時に車輛を増加させるという。
発表によると、5号線では日々、運行車輌が2輌増加。黄貝嶺~前海行きの路線は7時17分~8時17分までが通勤ラッシュ対応時間となり、車輛間隔を2分半とする。また、前海~赤湾、赤湾~前海の路線では8時20分~9時20分が通勤ラッシュ対応時間となり、車輛間隔を2分半、5分とし、交互で運行するという。
地下鉄関係者は「ここ最近、通勤時の乗客が増えてきている。ダイヤ改正後は市民にゆとりある早めの出勤を求める」と語っていた。(3月30日)
総投資額3008億元
第一季プロジェクト
広東省肇慶市をメイン会場とした「広東省第一季重大プロジェクト」に関する報告会が3月28日(日)に開催。2021年度第一季における重大プロジェクトの成果を発表した。
同会によると、2021年第一季重大プロジェクトに関する総投資額は3008億元を記録。主な投資案件として挙げられるのが、インフラ方面では花都から从化を結ぶ「広連高速道路」や「広佛大橋」、産業建設方面では花都に建設、10万㌧以上級の冷凍庫やスマート物流設備を有した「玉湖国際コールドチェーン交易センター」である。
また同会には仙頭、佛山、梅州、恵州などの9都市もオンラインで参加した。(3月29日)