今週の広東ローカルニュースを紹介

番禺でリノベーショ改造

800年の古村が対象

広州日報によると、広州市番禺区の中心に位置する蔡辺一村の全面改造計画について、9月14日(月)、詳細計画が市都市計画委員会で承認されたことが明らかになった。

今回の蔡辺一村のリノベーションは、総面積197・41ヘクタール。既存建築の総面積は約70万㎡で、旧村の住宅、工場、市場、中学校などの建築物も含まれる。800年の歴史と文化を持つ古村のリノベーションにあたり、嶺南地区の特色を活かし、同時にアニメーション産業の優位性を打ち出す「科学技術×アニメ×文化旅行」の三位一体の産業エコシステムを形成するという。

また居住者人口は約3万人を想定し、公共エリア、街道、公共サービス及びインフラ施設169カ所の配備や、小中学校、幼稚園、託児所や大学などの新設を計画している。試算によると、全面改造にかかる予算は約72億元になるという。(9月16日)


深センの「夜食」

売上高全国首位

フードデリバリー大手の美団研究院は、近日、「2020年上半期美団夜宵(夜食)指数発展報告」で全国初の「夜食指数」を発表。中国各都市の夜食経済に関するデータを示され、売上高、件数共に、深センが全国首位であったことが判明した。

報告データによると、2020年上半期の全国夜食指数は16・4で、受注デリバリー100件のうち16件が夜間の注文であった。またエリア別では、成都、杭州、重慶などを含む新一線都市および二線都市のような「時間」と「お金」が比較的多い都市が多かった。

美団のビッグデータによると、2019年の全国の夜食経済規模は7568億元であり、今年上半期は対昨年比20・5%増で、今後も夜食経済が活発になることが予想される。(9月15日)


歩道橋のエスカレーター増加

バリアフリー化を推進

広州日報によると、広州市の陸橋で最近、多くのエスカレーター設置工事が行われていることが判明。環市路にある2カ所の歩道橋でも既に新しいエスカレーターが設置され、主幹道両側の住民が便利になったという。

都市の発展に伴い、市民の政府に対するインフラ整備要求が高まり、バリアフリーの完備は街の文明発展レベルを測る上で重要な指標となっている。今年発表された「広州市バリアフリー環境建設管理規定」では、歩道橋の新規建設時に、施工業者は障害者の意見を聴取し、竣工検査及び申請手続きを行うことが求められた。(9月14日)


国慶節の旅行先

近場の旅行が人気

広州日報が中国国内の旅行オンライン予約システムから得た情報によると、国慶節長期休暇の人気旅行先トップ10に広州市がランクインしたことがわかった。

同システムによると、広州のほかにトップ10へランクインしたのは、杭州、蘇州、三亜に成都、大麗(大理、麗江)、厦門などの都市であった。関係者は「今年の国慶節期間中の旅行費用は昨年より5~20%ほど低くなっており、コストパフォーマンスがよくなっている」と話す。

一方、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、今年は多くの人が「近場の旅行」を選択しており、旅行会社はニーズに応じた様々なプランを用意しているという。(9月15日)


深センの食べ残し政策

最低消費を設けない

深セン市人大常委会が最近、公式ホームページにて食料浪費抑制に関する条例を追加された「深セン経済特区文明行為条例修正案」の草案をアップ。各方面へ幅広い意見を求めた。

同修正案では「レストランなどで食事をした際、残った料理は持ち帰ること」、「取り箸と取りスプーン使用の励行」、「冠婚葬祭における食事の簡素化」、「暴飲暴食を促す作品の作成禁止」などが記載されている。また、レストラン経営者には、今後「最低消費を設けないようにすること」や「店舗の目立つ場所に、倹約を促すポスターなどを貼り、食料浪費抑制を啓蒙すること」などを要求。さらに学校でも学生に対し「食べ残し」をしないよう教育していくという。(9月14日)

 

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