今週の広東ローカルニュースを紹介

宿題軽減ガイドライン

「量の調整、質の向上」

 広州日報によると10月11日(月)、広州市教育局が「義務教育段階の宿題設計及び実施業務ガイドライン」を発表。小中学生の宿題軽減策が定められた。

宿題の負担軽減は、難易度と総量の調整を行い、平日の宿題については小学1、2年生だと「家での宿題を出さない」、3~6年生では「平均時間が60分を超えない」、中学生は「90分を超えないとする」と設定された。そのほかに土日、冬期および夏期休暇、法定休日の宿題に関しては、合理的範囲内で調整する必要があると決められた。

教師の宿題指導は、授業後の時間を有効に使い、基本的に校内で完成させなくてはいけない。また教師は決まった時間に回収、添削、全体分析及びフィードバックを行わなくていけないという。さらに保護者への宿題チェックや添削要求を厳禁している。(10月11日)


 

地下鉄22号線

企画方案発表

深セン市規画及び自然資源局は10月11日(月)、深セン地下鉄22号線の詳細計画を発表。福田保税区から観澜を走行し、東莞までの延線計画も検討中であるとう。

地下鉄22号線は全長約38㌔(深セン市内)。全線地下走行で、停車駅は計23駅、そのうち乗換駅は12駅ある。福田区中心から観澜へは45分、深セン北部に隣接する東莞(臨深片区)へは60分でアクセス可能となる予定だという。

同企画方案によると、地下鉄22号線の最高運行速度は時速100㌔で、車両はA型8両編成が採用。また、地下鉄線路は福田区、龍華区、龍岡区の3つの区を通り、福田保税区、車公廟、香密湖、観澜などのエリアに敷設される計画だという。(10月12日)


民間企業が広州GDP牽引

上半期は昨年比13・8%増

 全国工商業連合会と広東省政府は10月11日(月)、広州で「2021粤港澳大湾区民間企業科学技術創新サミットおよび民間企業テクノロジー成果交流会」を開催。広州市副市長は、市内民間企業の代表的な技術成果として、広東聚華印刷のインクジェットプリンターなどの事例を紹介。民間企業が広州GDP上昇を引き上げていることをアピールした。

市は、民間企業のイノベーション活発化を促す環境づくりを重視。ハイテク認定企業への奨励金や法人税優遇措置を行っているという。(10月11日)


広東配送量、200億件

昨年より大幅に増加

 広東省郵政管理局が発表したデータによると、10月7日(木)時点で、広東省の配送業務件数が200億件を突破したことが判明。この数値は昨年比41・8%増であった。また、2021年の配送業務件数は260億件を超えるであろうともいわれている。

広東省の郵政事業は好調を維持。国慶節期間中、配達件数は昨年比42・3%増の2億6万8000件であった。要因として「オンラインショッピングの好調」と「郵政サービスの品質向上」が挙げられる。

郵政関係者は「今後もインターネットを利用したサービスを向上させ、広東の経済発展に寄与したい」と語っていた。(10月13日)


地下鉄4号線、増発

運行効率14%上昇

広州日報によると、広州地下鉄4号線は10月8日(金)より、平日の運行車輛を4輌増発し、48輌で運行。平日の運行効率を14%上昇させ、乗車率を10%下げるという。これにより運行間隔は最小で2分20秒になる。

地下鉄4号線は広州市中心区と南沙区を結ぶ重要な路線。広州市の小中高校に加え、大学も全面的に開校したことから、利用者が増大しているという。データによると9月30日(木))時点で4号線の1日平均利用者は43万人に達し、昨年に比べ4・4%増になった。このような状況を鑑み、多くの市民が快適な移動をできるようにするため、今回のダイア改正が行われた。(10月13日)

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