脱プラスチックレジ袋
エコ素材の受注大幅増
深セン市では1月1日(金)より、スーパー、ショッピングモール、薬局、飲食店などでプラスチック製レジ袋の提供を正式に禁止。これを受け、海洋生分解性プラスチックを取扱う企業では、ポリ袋の受注が大幅に増加したという。
海洋生分解性プラスチック製のポリ袋は、PBATやPLAなどの主要原材料コストは20~40%上昇し、既存のプラスチック製レジ袋の約2・3倍だという。深セン市久信達科技有限公司の張敏総経理によると、昨年9月から新素材ポリ袋の受注が徐々に増加し始め、月間の最高売上高が500万元に達した。今年に入り、プラスチック製ポリ袋の使用が正式に禁止されると、受注は30%増加したという。1月以降の1日の平均生産枚数は約40万枚で、現在需要に対して供給が追い付かず、春節後まで注文が殺到している。
調査サイト「天眼査」によると、現在、深セン市の海洋生分解性プラスチックの取扱い企業は110社近くあるという。(1月19日)
広州地下鉄発表
春節ダイヤ運行
広州地下鉄は1月28日(木)から春節ダイヤの運行を開始すると発表。今年の春節前の地下鉄利用ピーク期間は1月28日(木)~2月7日(日)で、1日の平均利用者数は約810万人と平日の利用者数よりも少なく予測している。また期間中、広州地下鉄では運行時間を延長。新型コロナウイルス感染症対策については、多方面にわたる措置を行い、乗客の安全を保障するという。
また、広州の春節前の風物詩である「花市」実施期間及び春節期間中の2月8日(月)~17日(水)は、1日の平均利用者数が約448万人になると予測。春節後のピークは2月18日(木)~3月8日(月)で、1日平均約839万人の利用を見込んでいる。(1月20日)
テンセント発表
微信、毎日10・9億人が利用
深センに本拠を置く中国大手のIT・ネットサービス企業「騰訊(テンセント)」は1月19日(火)、「2021微信公開課PROイベント」をオンラインライブで実施。同イベントで高級執行副総裁兼微信事業グループ総裁の張小龍氏が、微信(WeChat)の10年間の歩みについて語った。
張氏は開発初期を振り返り、「10年経った今、微信は毎日10億9000万人のユーザーが利用するツールに成長した。電子決済機能「微信銭包」は人々の財布となり、生活様式を変えた」と語り、個々の開発者に謝辞を述べた。(1月20日)
春運の深セン地下鉄
24時まで運行
深セン晩報によると、深セン地下鉄では、2月6日(土)~9日(火)と2月16日(火)~20日(土)までの計9日間、全線の最終列車運行時間を24時までに延長することが決定。また21日(日)~28日(日)までの8日間、1号線、3号線、4号線、5号線、11号線では最終列車を1時間延長して運行することも計画しているという。
2021年の「春運(旧正月にかけて交通量が増える現象)」は1月28日(木)~3月8日(月)の40日間で春節の長期休暇は2月11日(木)~17日(水)まで。同期間、深セン地下鉄の各路線では運行時間を延長や列車を増発などを行い、混乱が起きないよう対処するという。(1月19日)
春節、各企業の対応
特別手当の支給
深セン晩報の調べによると、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、深セン市にある多くの企業では従業員に対し、様々な2021年の春節は深センで過ごすことを要請。各従業員が無事春節を過ごせるよう、様々な福利厚生を用意しているという。
深セン晩報の記者の話では、A企業では春節期間、従業員宿舎と食堂を開放。深センに残る従業員には、特別手当も支払うという。また、300以上の企業が集まる「李朗国際珠宝産業園」では、春節特別手当の給付、園内のレストランやコンビニの営業を継続するだけでなく、バドミントンなどができる公共施設を開放することも決定した。(1月20日)