今週の広東ローカルニュースを紹介

夏休み旅行のピーク

8月中旬まで継続

 広州日報が各旅行代理店に行った取材によると、8月の旅行ツアーはほぼ予約で一杯であり、8月中旬まで、ファミリーで雲南省などの避暑地へ旅行する客が多いという。また、今年の夏は新ニーズに応え、夜間営業延長や、夜間の体験プランを豊富に用意しているという。

旅行代理店によると、7月中旬~下旬にかけて、旅行市場は活気を帯び、予約が大幅に増加。旅行代理店「広之旅」の売上データを見ると、夏休み開始以降は6月と比べて5割近くも予約が増加。ホテル宿泊率も7月以降は90%を超えるところが1576件に上り、満室も1000件近くになった。関係者の予測では、この人気は8月中旬まで続き、旅行価格は8月下旬以降次第に落ち着く見込みだという。

また「2022年暑期夜旅報告」では、「夜遊」のワード検索が2倍となり、昼の暑さを避け、夜間の遊びが人気を集めている。(7月28日)


中国香港ブックフェア

85万人が来場

 中国香港貿易発展局が主催する「第32回中国香港書展(中国香港ブックフェア)」が7月20日(水)~26日(火)、中国香港会議展覧センターで開催。来場者数は7日間で延べ85万人に達し、一人当たりの平均消費額は879香港㌦で、昨年よりも62香港㌦増加した。

今年の中国香港ブックフェアは中国香港の祖国返還25周年祝賀イベントの一環で、中国香港発展局副総裁が、今季テーマの「歴史文化・城市書写」や、故宮の歴史故事文化書籍の面白さなどについて紹介した。

大会委託機構が会場の800人にサンプル調査をした結果、年間書籍購入額は平均1238香港㌦、平均読書時間は月19時間、ジャンルは小説が57%で、82%が新書を購入していた。(7月27日)


最高気温の上昇が継続

広東省電力負荷が過去最高

 広東省は亜熱帯高気圧の影響で、連続20日近く、広範囲で高温の天気が続き、エアコンなどの使用が増え、電力使用量が大幅に増加。電力会社によると7月25日(月)、電力負荷が過去最高の1・42億㌔ワットに達し、広州、深セン、東莞、佛山、恵州、潮州、中山、珠海、汕頭など14の都市で過去最高の負荷数を記録した。

佛山市順徳北では7月23日(土)早朝、200戸余りが停電。電力会社は、微信(WeChat)による停電照会や顧客対応を実施し、5時間後には復旧したという。(7月28日)


広東省のPCR検査費

7回にわたり変更実施

広州日報によると7月28日(木)と29日(水)に、広東省13回人民代表大会常務委員会が開催。同委員会で広東省医療保障局局長は、これまで広東省では7回にわたり、PCR検査の検査費が変更され、現在ではPCR単独検査費は16元、PCR混合検査費は5元を超えないように設定されていると報告した。

これまで広東省ではPCR検査費を抑えるため、医療人件費、医療用品などの様々な費用の見直しを実施。2022年上半期で合計115億4600万元、累計483億4000万元の費用削減に成功した。このようなたゆまぬ努力の結果、広東省が設定しているPCR検査費は全国でも低価格になっているという。(7月28日)


中国のeスポーツ

今後も更なる発展

深センに本社がある中国の巨大IT企業「テンセント」のマーケット部・副総経理は最近、深セン商報記者に対し「昨今のeスポーツに関する現状」について言及。副総経理は「現在、eスポーツ業界は大きく発展し、人材不足が懸念されている。今後2~3年で約200万人の人材が必要となるであろう」と語っていた。

現在、世界中でeスポーツ産業は発展を遂げていて、2022年の世界的な収益は13億8400万㌦となり、25年には18億㌦を超えると予測されている。中でも中国市場の発展は目覚ましく、世界市場収益の約3分の1を占めており、eスポーツは4億5000万に達しているという。(8月1日)

 

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