今週の広東ローカルニュースを紹介

地下鉄、自動車道の交通量

2019年の同期比超え

 深セン市交通運輸局によると、新型コロナウイルス感染症政策の緩和および春節休暇明けの移動などの影響を受け、今年2月以降、市内の交通量が大幅に増加。特に2月下旬以降、主要な交通観測データで、2019年の同期数値を超えているという。

同局のデータによると、公共交通機関の一日平均乗客数は延べ1234万6000人で、19年に比べ1・5%上昇。そのうち、地下鉄の1日平均乗客数は延べ776万5000人で、19年に比べ37・3%も増加。また、オンライン予約配車の1日平均乗客数は延べ122万7000人となり、19年に比べ、92・3%増であったという。

一方、道路状況は渋滞がより進んでいるようで、自動車の平日ピーク時の平均時速が毎時24・8㌔で19年から比べ、7・8%も減少。渋滞のないスムーズな走行指数は58%で、19年に比べ6%低下したという。(3月15日)


老舗デパート、天河城百貨

北京路店が休業

 広州市越秀区北京路にある老舗デパートの天河城百貨北京路店が最近、営業を休業するとを発表。通知では同店は3月26日(日)22時から休業するという。

店舗関係者によると、天河城北京路店閉店の主な理由は「戦略的調整が必要」とのことだが、大洋網の取材では、店舗の賃貸期限到来も関係しているという。また、運営会社の粤海天河城控股公司粤海投資有限公司の営業収支も関係しているようで、2022年第3期四半期の売上高は1508万香港㌦で、18・9%減少していたという。

同店では、北京路店の引換券やポイントカードを持つ顧客に対し、ポイント有効期限内であれば傘下の他店舗でも使用が可能だと告知している。(3月16日)


深センの3プロジェクト

都市設計の国際大賞受賞

 深セン市は3月15日(水)、「福田区公園」、「羅湖区人民南路」、「笋崗火車花園」が、世界的建築デザイン賞のひとつである「UDAD(アーバンデザイン&アーキテクチャーデザイン)アワード2023」の計画デザインと景観デザインの分野で最高金賞を受賞したと発表した。

福田区公園は深セン市初の区レベルの計画公園であること、羅湖区人民南路は環境保全に重視していることが評価された。また笋崗火車花園はデザインから建設、運営維持まで市民が携わり、全年齢層が楽しめる点が評価されたという。(3月27日)


広州酒家文昌店

改装工事で一時休業

 広州三大老舗レストランのひとつで伝統的な広東料理を振る舞う「広州酒家」の文昌店が3月20日(月)21時以降、内装リニューアルのため、約18カ月間、一時休業。現在同店では、長期の休みを惜しむ常連客で賑わい、20日の予約はすでにいっぱいだという。

広州酒家文昌店は茘湾区文昌南路に位置し、西関エリアを代表するグルメスポットのひとつ。創業88年の歴史を持ち、多くの人に愛されてきた。

広州日報記者が天河に住む広州市民にインタビューしたところ「文昌店がもうすぐ内装リニューアルのため、一時休業すると聞いて、急いでやって来ました。」と話してくれた。(3月16日)


広州垂直マラソン

4月22日に開催

広州日報によると、4月22日(土)15時半~、珠江新城にあるビル「珠江大厦」で超高層ビルや高層タワーの頂上を目指して階段を駆け上がり、タイムを競う「2023国際バーティカルマラソン(垂直マラソン)」が開催。3月15日(水)より受付を開始し、申込み締切りは4月10日(月)までになっている。

今回の大会会場となる珠江大厦は71階建ての高層ビルで高さ309・6㍍。コース距離は283・5㍍となり、階段は全部で1772段になるという。

同マラソン大会の募集人数は500人。募集人が多い場合は4月12日(水)午後、抽選によって人数を調整するという。(3月16日)

 

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