今週の広東ローカルニュースを紹介

閲江路に新たな歩道橋

黄埔涌歩道橋が間もなく誕生

 閲江路(広州大道~獵徳大道)品質向上プロジェクトの設計入札が5月14日(火)に始まり、黄埔涌涌口に全長約280㍍の歩道橋を建設することが判明。全体としては黄埔涌を東西に跨ぎ、橋梁は水中から生えるガジュマルの木のようなデザインで、「水辺のガジュマル、水鳥の楽園」をコンセプトに嶺南地方の独特な意匠を備えるという。

同プロジェクトは西から東へ6段階に分け、それぞれ国際メディア港と海心橋広場の一体化改善、広州タワー北広場の改造、黄埔涌西広場、黄埔涌歩道橋、モノレール及び市政府高架橋下環境、獵徳大橋高架下環境の改善を実施する。

3年前に閲江路で初めて建設された海心橋のコンペでは「映える」デザインが選ばれ市民の人気を集めたが、今回は、海心橋との調和や、嶺南文化の表現、シンプルで洗練された美、人を核心理念に据えた推薦案が予定されている。(5月14日)


ドリアン消費加速

タイ産価格が下落

 世界貿易機関(WTO)の2022年統計によると、中国は世界最大のドリアン消費国でもあり、中国の輸入量は世界のドリアン消費の82%を占めていることが判明。税関総署のデータでは、2023年の生ドリアンの輸入量は約142・6万㌧で、昨年比約40%増であった。

生産地のタイ東部では例年5~7月に収穫期を迎え、近頃ドリアン価格が4月上旬の半分近くに値下がりした。広州市場ではタイ産ゴールデンピローを主に1㌔約26~35元で取引され、一徳路付近で果物販売を営む楊氏によると、スーパーのヴァンガードでは一日約100個の売上が可能だという。広州市場ではタイ産が65・2%、次にベトナム産34・6%が流通しているという。(5月14日


広佛南環、佛莞城際

まもなく路線開通

 広州地下鉄集団は5月14日(火)、メディア向け試乗会を実施。同試乗会では、広州南駅に位置する「番禺」駅~「佛山西」駅を約20分で結ぶ快速列車が登場した。

現在、広佛南環線、佛莞城際線が試運転を完了し、各関連手続き後に運行を開始すると、既存の佛肇城際線、莞恵城際線の始発終点駅と接続。全長258㌔、5都市に跨る路線が形成される。東西へ走る交通大動脈は広州、佛山、肇慶、東莞、恵州等5都市へ広がり、4線開通後は全線で39駅が設置され、グレートベイエリアが1時間の通勤圏内になるという。(5月14日)


旅行支援クーポン配布

総額200万元

 広東省文化・観光庁は「5・19中国観光の日」に合わせ、5月19日(日)~6月30日(日)まで、総額200万元になる「旅行支援クーポン」を配布。同クーポンは全省にある2万軒以上の星ありホテルや民宿に観光地などで利用できるという。

同庁は「400元消費で100元オフ」と「200元消費で50元オフ」となる2種類のクーポンを用意。「雲閃付アプリ」か「微郵恵商圏」のミニプログラムから取得ができるという。また期間中は山東省と協力し「好客山東 好吃広東」と題して、両省の観光資源をアピール。今後、多くの人々が広東省と山東省を往来するきっかけになるのではないかと期待がよせられている。(5月19日)


広深港高速鉄道

利用者が昨年より増加

 中国国家鉄道グループによると、今年1月から4月にかけて、全国の鉄道利用者はのべ13億7000万人で、前年同期比22・9%増加。また広州、東莞、深セン、中国香港を結ぶ広深港高速鉄道の利用者は4月までに前年同期比106・3%増となる886万6000人に達したという、

2024年になってから、国内経済の景気が持続的に回復し、鉄道利用者が増大。それに合わせ、同グループも回数券、定期券、旅行セット券などの新たなチケットを販売するなどをして、サービスを強化。そのほかにも夜間に運行する高速列車や寝台列車などを増発し、輸送力向上に努めているという。(5月19日)

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