広州の広東ローカルニュースを紹介

今年の「618」セール

総売上が「双11」の2倍に

広州日報によると、6月18日(木)に開催された大規模ECセール「618セール」は大盛況のうちに終了。総売上額は、昨年の独身の日「双11(ダブルイレブン)」の2倍となる1兆2000億元に達した。

「618セール」は京東(JD・COM)の創業祭で、毎年11月11日に開催される淘宝(タオバオ)の「双11(ダブルイレブン)」に対抗した中国ECプラットフォームの2大ビッグセールのひとつである。中間報告によると、京東の6月1日(月)~18日(木)までの累計売上は2692億元で、昨年同期比33・6%増。また、天猫(T―MALL)の総売上は6982億元で、そのほかのプラットフォームや、淘宝ライブコマースを通じた家電ブランドの売上も軒並み好調だった。

今年は物流システムの更なる発達で「即時配送」が可能となり、京東の初日の受注商品は、全国22都市で20分以内に配送手続きが完了したという。(6月22日)


QRコード乗車

広東51駅で開始

中国鉄路広州局集団有限公司は、6月28日(日)から穂深城際鉄道、広佛肇城際鉄道、莞恵城際鉄道で「支付宝」のQRコードによる乗車サービスを開始。乗客は事前にチケットを窓口などで発券する必要がなく、改札口でQRコードをかざすだけで直接列車に乗車できるようになる。

昨年1月21日から全国に先駆けてQRコード乗車を開始した広深城際鉄道では、すでに乗車効率化の成果が現れており、発券作業や駅で身分証を提示する手続きにかかっていた時間が15分以上も節減されたという。

利用方法は、支付宝アプリから「広深城際通」と検索し、顔認証登録後、QR乗車機能を開くと乗車可能となる。(6月24日)


端午節のチマキが進化

若者に人気で売れ行き好調

 深セン晩報によると、今年の端午節では、伝統的なしょっぱい味付けや甘い味付けのチマキのほかに、これまでとは異なる消費者層を意識した「胡桃味」などの新感覚のチマキが登場。若者からの人気を集め、生鮮ネットスーパー「盒馬」では売り切れる日もあった。

深セン市龍華区にある大型スーパー「華潤万家(ヴァンガード) 龍華店」で販売されたチマキは化粧箱入りで49元~109元、自宅用は10・99元~39・9元と昨年と同じ価格帯であったが、販売数は昨年より1~2割少なかったという。(6月24日)


今年の広東大学入試

60分前入室が義務化

深セン晩報が広東省教育考試院から得た情報によると、7月7日(火)と8日(水)に開催される全国統一大学入試「2020年普通高考」において、受験生は60分前に試験会場へ入室しなくてはいけないことがわかった。また、受験生は試験前の14日間、健康観察を行い、日々広東省教育考試院へ報告を行なわなくてはいけないことも判明した。

さらに受験生は入試前の準備として、広東省が発行している健康通行コード「粤康碼」の登録を義務付けされているだけでなく、県外および新型コロナ危険レベルが高い地区から来た者や「粤康碼」がレッドシグナルになっている者は、14日間の隔離生活を行なわないといけないという。(6月23日)


チマキの品質調査

99・5%の合格率

深セン特区報によると、深セン市市場監督管理局は最近、端午節に食する「チマキ(粽子)」の抜き打ち品質検査を実施。検査対象項目は1109件。不合格のチマキが市場に流れないように努めた。

今回の抜き打ち品質検査は生産、流通、スーパーなどの販売店など、99カ所で実施。対象品目は212個にも上り、「三全」、「思念」、「合口味」、「良品舗子」など、有名食品メーカーのチマキが検査された。

同管理局によると、今回の抜き打ち品質検査で不合格となったのは一社のみ。担当者は該当責任者に対し、原因調査を実施させ、不合格品回収を命じた。(6月23日)

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