今週の広東ローカルニュースを紹介

エコカー減税優遇

新エネ車の購買促進

 深セン商報によると、深セン市は国家イノベーション都市、循環経済および低酸素実験都市として、新エネ自動車の使用を積極的に推進。同市では着実なエコカー減税の支援を行い、2022年末まで、市内の新エネ車総数は76万6000台を突破し、世界上位であったことがわかった。

同商報が深セン税務部門に行った取材で、深セン市は近年、多くのエコ税優遇政策を実施。新エネ車と船舶だけでも数多くの組合せ措置があり、2020~22年にかけて深センでは合計80万1133台が買換減税や免税優遇を受け、その額は145億2200万元で、合計延べ258万5653台が税制優遇を受け、減税額は578億元に達したという。

個人消費以外に、レンタカーでもエコカーが選ばれており、地上鉄租車(深セン)有限公司の彭氏は年平均約300万元の減税を受けられるという。(5月24日)


海のシルクロード

フォーラム開催

 広州越秀国際会議センターで6月1日(木)、「2023広東21世紀海上シルクロード国際博覧会」が開催。今年は現在構想10周年目を迎える「一帯一路」の国際交流プラットフォームの構築などを5つのテーマを用意しているという。

同博覧会では、広東・中国香港・中国マカオの連携を強化し、国際経済協力の新プラットモーム構築を後押しすることを目的としているだけでなく、中国とアラブ国家のビジネス連携環境の強化も重視。デジタルエコノミーを推進し、伝統産業の転換とアップグレードを可能にしていくという。そのほかにもアフターコロナのヘルス産業のクオリティ改善・発展にも貢献できるようにしていく。(5月24日)


中国南方航空

シドニー往復便が再開

広州日報によると6月8日(木)より、中国南方航空は広州ーシドニー便の便数が増加。月曜、火曜、木曜、土曜で4往復が増便され、毎週10往復が運航するという。また、深センーシドニー間の運行も6月16日(金)より再開。毎週3往復が運航されるという。

広州ーシドニーの運航時間は約9時間40分。広州に到着した乗客は北京、上海、昆明など90都市へ乗り継ぎが可能になる。また深セン便では水曜、金曜、日曜と月曜、木曜、土曜で発着時間が異なるという。(5月23日)


23年鉄道利用者

爆発的に回復傾向

中国鉄道広州局グループ(広鉄)は、今年に入り、利用者が爆発的に回復していると発表。5月21日(日)時点での累計旅客数は延べ2億2000万人で、前年比89・8%も増加していることがわかった。

23年になってから、帰省や友人訪問、観光、ビジネスを主とする客足の需要が旺盛。特に法定祝日期間中の客足は爆発的に伸びているという。このうち、清明節連休中の広鉄グループの旅客数は延べ1032万7000人で、19年より多かった。広鉄グループ旅客輸送部によると「今年の利用者の増加は第3回消費博会、第133回広交会、中国香港と内陸の高速鉄道の全面再開などが関係している」と話していた。(5月23日)


5月末、例年以上の猛暑

最高気温37度か?

広州国家気象台によると、熱帯高気圧と台風2号「マーワー」の影響を受け、5月28日(日)、広州市街地の最高気温が35度を記録。29日(月)以降も高温、猛暑が激しくなり、30日(火)は一部の地域で、ここ10年で最も高った2018年5月31日の最高気温36・9度を超える37度になるのではないかと予想されている。

5月28日の昼、広東省の大部分では快晴でするどい日差しが差し込んでいた。同国家気象台関係者は「台風2号の影響で数日間、激しい暑さは続きます。日焼け止めを塗るなど、暑さ対策は万全に行ってほしい」と語っていた。(5月28日)

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