今週の広東ローカルニュースを紹介

AI清掃ロボット大会開催

国内の3割が深セン企業

 深セン市で3月25日(月)「2024深セン国際AI環境衛生ロボット大会」が開催。同大会は世界初の清掃ロボットコンペティションで、公園・広場、歩行者道・非電動車道、補助道の3つの場面を想定し、ゴミの識別と清掃、低い物体や人、車両の安全回避等についてテストと評価が行われた。

市都市管理総合法執行局の責任者は、大会期間中、AI清掃の応用政策を発表。産業連携セッションの開催や、国内外優秀企業の参加を促し、都市管理業界のグレードアップと産業発展の両方を推進した。

近年深セン市では、国内初の「経済特区AI産業促進条例」を発表し、AI産業に対する政策支援や発展環境を提供する。現在、国内の環境衛生AI設備生産及び研究開発会社が約30社あり、内、深セン企業が30%を占める。戦略的提携調印式では、外地企業4社が、福田区、南山区、宝案区に拠を構えた。(3月27日)


今年の夏入り

3月23日過去最早

 広州気象台は今年の広州の夏入りは、過去最も早い3月23日(土)になりそうだと発表。例年の夏入りは4月16日で、2021年3月26日の記録を更新した。

市気象部門の発表データによると、最近市内の気温が徐々に上昇し、3月26日(火)の平均気温は24・7度で5日連続の平均気温が22・8度に達した。最新の気候季節区分標準では、連続5日の平均気温が22度を超えると夏の開始とされ、今年初めて平均22度を超えたのは3月23日だという。

この冬、広州市では73年ぶりに最も寒い冬至を経験し、気温が3・3度まで下がった。2月23日~3月1日の市内各観測所平均気温は2004年以来最低を記録。この20年で最も寒い冬から一転し、一気に夏が訪れた。(3月27日)


ドローンで田植え

2時間で130亩完了

 広州市の各地では田植えの季節となり、白雲区ではドローンが農作業の主力を担っている。3月25日(月)、江高鎮峡石村では一台の農業用ドローンが宙を飛び、わずか2時間で130亩(約8万6667㎡)の田植え作業を完了した。ドローンは設定した飛行経路を同じ速度で往復。100㌔の苗を積載し、正確に直接苗を植え付けた。

ドローンによる田植えは、稲の成長が良く、生産量の安定、耐風性が高い等の利点がある。白雲区では除草、農薬や肥料の散布等でも農業用ドローンを取り入れる農家が増えているという。(3月27日)


奈雪的茶の経営利益

8億元突破で好調

広東省深セン市で創業したティードリンクブランド「奈雪的茶」が最近、2023年の年間売上が52億元、経営利益が8億2900万元に達したと発表。同店は現在、中国国内で約1800店舗を展開、会員数は8400万を突破し、深セン市店舗の経営利益率は23・4%になっているという。

また同店は現在、中国国内だけでなく、海外にも店舗を拡大。2023年末にタイで初店舗を出店、単月の売上高は100万元を超え、1日の売上高は6万元を突破している。さらに今後は、シンガポールなどの東南アジア諸国やイギリス、アメリカなど欧米諸国にも店舗を展開していくという。(3月29日)


バッテリーロッカー

深セン市で続々登場

深セン市坪山区の住宅街にある駐輪所近くに最近、ベージュ色の電動自転車共有バッテリーロッカーが登場。専用アプリをダウンロードすれば利用可能で、スマホでQRコードをスキャンするだけで使用できることから、附近の住民からは「夜、充電を忘れた時とかに利用します。これまでこのようなバッテリーロッカーがなかったので、本当に便利ですね」と人気を集めている。

深セン市は現在、市内に電動自転車共有バッテリーロッカーの建設を推進。火災発生防止のため、ロッカーはリアルタイムで監視しており、安全性も保障されている。坪山区では3月末時点で153カ所に充電スポットがあるという。(3月28日)

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