今週の広東ローカルニュースを紹介

珠機城際鉄路の工事完了

珠海駅~珠海長隆駅が開通

 珠機城際鉄路の一期工事が8月19日(水)に完了し、「珠海」駅から「珠海長隆」駅までの区間が開通した。同区間の停車駅は「珠海」駅、「湾仔北」駅、「湾仔」駅(未開通)、「十字門」駅、「横琴北」駅、「横琴」駅、「珠海長隆」駅の計7駅で、初期運行では85分毎に毎日20便が往復する。片道の所要時間は30分、運賃は11元で、同区間では「珠海」駅を除く6駅すべてが地下に設置され、90%の区間で地下を走行するという。

「珠海」駅は珠機城際鉄路の始発駅で、広珠城際鉄路の終着駅でもある。また「横琴」駅は将来的に、中国マカオ軽軌延長線への相互乗り入れを実現し、珠海―中国マカオ間の往来が一層便利になる。

二期工事は、「珠海長隆」駅~「珠海空港」駅区間に5駅が建設され、2023年に開通予定だという。

(8月19日)


広州市の給油所

スマホ決済禁止

 広州市応急管理局は最近、給油所における夏季の安全防止警示書を公布し、給油所でのスマホ決済及び通話を禁止すると発表した。もしスマホ決済を行う場合は、ガラスドアで仕切られた店舗などへ移動し、操作しなくてはいけない。

夏季はオイルタンク内のガスが溜まりやすく、静電気に引火するリスクが高まる。給油スタッフは静電気防止服を着用し、給油口の開閉をなるべくゆっくりと行なわなくてはいけない。また、給油中は客に着衣や毛髪を整える行為を控えてもらい、静電気による引火が発生しないように注意する。さらに警示書では、タンクローリーの指定停車位置、停車時のエンジン停止、車輪止めブロックの設置などのガイドラインも設けている。(8月18日)


深セン南海、休漁期間終了

108日ぶりに漁を開始

 深セン晩報によると、8月16日(日)12時、長い休漁終了を知らせる汽笛が鳴り、大型漁船数艘が海上に一列に並び、大鵬新区南澳漁港から出航した。

今年、深センで登録された漁船の総数は1526艘。その内1146艘(国内漁船508艘、中国香港・中国マカオ流動船638艘)が休漁対象で、一方、休漁を免れた漁船は380艘(国内漁船309艘、中国香港・中国マカオ流動船71艘)であった。

休漁期間中は、多くの漁船乗組員は安全に出漁できるよう、技能訓練を受けていたという。(8月17日)


貴州旅行がお得に

年内は入場料が半額

広州市で8月17日(月)、貴州の魅力を伝えるプロモーション「多彩貴州・度暇康養勝地」を開催。広州日報によると、同プロモーション内で、広東省文化・旅行庁と貴州省文化・旅行庁は観光協力協定を終結し、広東人は2020年12月31日(木)まで身分証明書を提示すると、貴州のA級観光地の入場料などが半額になったという。

貴州省は現在、広東人から注目を集める観光地のひとつ。関係者は「貴広高鉄、成貴高鉄の開通により、西南、西北、東南沿岸からの旅行者が増えた。現在、新型コロナウイルス感染症の影響はあるが、多くの広東人がマイカー旅行で貴州を訪れている」と話す。(8月18日)


地下鉄、新たな路線

深センの発展に寄与

深セン晩報によると、深セン地下鉄6号線と10号線が8月18日(火)に開通し、開業したことがわかった。これにより深セン市地下鉄の総路線距離が383㌔になったという。

地下鉄6号線は「科学館」駅から「松崗」駅を結ぶ全長49・4㌔の路線。福田区、羅湖区、龍華区、光明区、宝安区を走行する。開通後は光明区、龍華区の発展に寄与するものと期待されている。

一方地下鉄10号線は「福田口岸」駅から「双拥街」駅を結ぶ全長29・3㌔の路線。福田区と龍崗区を走行する。開通後は福田中心区と坂田方面の交通量分散、渋滞緩和に寄与するものと期待されている。(8月19日)

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