今週のローカルニュースを紹介

二輪車専用の立体駐輪場

駐輪と充電を同時解決

 深セン市南山区南頭街道の茘園文化創意園で、広東智泊紀元投資運営有限公司が最近、二輪車専用立体駐輪場の新商品トライアルを開始した。

同駐輪場は上下2階構造で二輪車専用に設計されたもので、上階部分は電動で垂直に昇降、下階部分は手動で左右にスライドし、駐輪用地の広さに応じて駐輪台数や駐輪間隔の増減が可能。また、4輪駆動車の立体駐車場と比べ、電動バイクに対応した設計で充電機能が追加され、駐輪だけでなく充電まで完了することができる。同社責任者は「わが社は30年余りに渡り日本やドイツなど向け輸出商品の製造経験がある。駐輪場にはソーラー発電や蓄電池などの設備が設置されており、充電サービスの運営収入により約6~7年で投資資金の回収が可能」と話す。同商品は6月に鄭州と広州の展覧会で紹介された。(8月14日)


オリンピック効果

スポーツブーム到来

 パリオリンピックが閉幕したが、中国全土で巻き起こったスポーツブームは終わっていない。深セン地下鉄集団傘下の文化・運動ブランド「深鉄睿馳空間」の体育館では、バトミントン場、バスケットコート、スポーツプログラムなどのサービスを提供。多くの利用者が訪れ、新たなピークを迎えている。

同社の統計データによると、7月26日(金)~8月12日(月)のテニスコートとバトミントン場の予約件数は昨年比8~10%増加。球技以外のスポーツでは、オリンピック期間中のジム利用が5%増えた。館内にはヨガ、ティラピス、有酸素系ダンス等のプログラムもあり「i深セン」のアプリ、または「i深鉄物業」の微信公式アカウントから予約可能。(8月15日)


古都嶺南グッズ

1100点が勢揃い

 番禺区にある4つの4A級観光地の「蓮花山」、「宝墨園」、「沙湾古鎮」、「余蔭山房」のオリジナルグッズが最近、番禺新華書店で展示。商品カテゴリーは120余り、種類は200余りで、計1100点が観光客向けに販売された。

番禺の民族活動や建築等多様な特色を盛り込んだこれらのグッズにはしおり、ハガキ、扇子、保温カップなど実用的なアイテムがある。同書店副総経理は「原風景を想起させるノスタルジックな商品はネット上で反響があり、ネット販売だけで初日100件余りを売上げた」という。(8月14日)


飛行機詐欺被害

増大傾向で注意喚起

広州日報は最近、複数のソーシャルプラットフォーム上で、航空会社のスタッフを名乗り「飛行機の故障などの理由でフライト時間が変更となり、保障金を支払うことになった」という名目でキャッシュカードの情報を聞き出し、金を盗み取るという詐欺が増えていると報道した。

この詐欺の巧妙な点は被害者の氏名、身分証明書番号、フライト予約番号を正確に把握している所。さらに出発直前に連絡が来るので、被害者は混乱し、正常な判断ができなくなっている。

関係者は「フライト変更などの情報はチケット予約アプリなどを通じて確認しないといけなく、出所不明な情報を軽々しく信じてはいけない。」と注意喚起している。(8月14日)


赤サンゴ養殖計画

現状、順調に進行中

 広東海洋大学深セン研究院工学生産センターの陳主任は8月8日(木)、大鵬湾水中サンゴ礁生態修復海域で育成している赤サンゴの状態を検査。検査によると赤サンゴの成長は良好で、植え付けた607本の赤サンゴすべて、生存していることがわかった。

深セン市大鵬新区東湧埠頭の海域に607本の赤サンゴの苗が植え付けられたのは2023年10月。今回の赤サンゴ養殖プロジェクトに出資したのは、ある環境汚染事件で告発された被告人。「私は環境汚染に加担したことを後悔している。罪を償う機会はないか?」と考え、今回のプロジェクトに出資したという。(8月13日)

 

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