今週の広東ローカルニュースを紹介

ドローン配送新ルート

深セン図書館へデリバリー

 深セン市で全国初となる図書館へのドローンデリバリーサービスが開始。深セン市龍華区内では多くの公共サービスエリアに美団のドローン配送ポイントが増設され、白石龍音楽公園、深セン図書館北館など、ランドマーク的なカルチャー施設も配送対象となった。新ルートの開設により、大型の公共施設ではこれまで実施が難しかったデリバリー問題を解決し、より便利な消費体験を提供。配送対象商品も1000種を超え、充実してきているという。

深セン図書館北館は普段は数千名が訪れ、飲食サービスへの需要が大きかったが、管理上の問題で区域内には多くの飲食店の開設ができず、徒歩1㌔程の近隣商圏へ往復約20分かけて行く必要があった。

ドローンデリバリーのサービスポイントは、閉鎖或いは通常デリバリーが制限されていたエリアが主だという。(5月28日)


端午節レジャー

近場の旅行が主流

 今年の端午節は3連休で、5月にあった労働節の5連休よりも短く、また高考(大学入試)の日程と重なるため、中長距離旅行のニーズが減少し、近場への旅行が主流になる見込みだという。また端午節は雷雨の発生確率が比較的高く、高速道路通行料の無料施策も適用されない。そのため、端午節前2日間の宿泊料金は通常の週末と同じ価格で、昨年同時期と比べ安くなっていると増城の某温泉ホテル関係者は語る。

現在の予約データによると、2~3日間の近場の旅行が人気で、広州からの旅行者に人気なのは佛山、珠海、恵州など。端午節期間、広州から北京、上海、成都、南京等行きの航空便価格は低く抑えられており、6月末まで継続傾向だという。(5月28日)


地下鉄でピアノ演奏

平均年齢65歳の発表会

 広州老年大学の公益演奏会が5月28日(火)、地下鉄「磨碟沙」駅で開催。平均年齢65歳、28名のシニア大学生が参加した。

シニア大学生の多くは定年退職後にピアノを始め、当日はショパンの楽曲等を披露。今年60歳の黄建萍氏は2022年に全国老人ピアノ大会で金賞を獲得。退職後に夢だったピアノを始めて10年、毎日多くの時間を費やして練習したという。現在広州老年大学のピアノコースの毎学期の学生数は3000人近くに及ぶ。

同演奏会、二回目は白雲空港で開催する予定だという。(5月29日)


配達員に気象警報発信

深セン市気象局が実施

 深セン市気象局はこのほど、深セン市郵政管理局と共同で深セン市で働く9万1000人の宅配便配達員に対し専門性の高い「気象警報アラート」を発信。突然の暴雨などに対し、事前に対応できると期待されている。

宅配便配達員の業務は天候と密接に関係。配達員は長時間、屋外で作業をしており、突然の天候悪化は作業遅延だけでなく生命の危機にもつながっている。このような状況を受け、深セン市気象局は同市郵便局管理局と協力。宅配便配達員に対し、気象警報アラートを確実に配信することを決定した。

同局の発信するアラートはオリジナルWeChatグループで確認が可能となっている。(5月30日)


6月15日より新ダイヤ

北京~広州、時速350㌔

 中国鉄道は6月15日(土)より、全国の鉄道で新たなダイヤが施行されると発表。新ダイヤでは広州と中国香港西九龍駅を往復する高速列車が増発。また北京~広州を結ぶ京広高速鉄道全線の車輌は時速350㌔で走行し、現在より22分も早い、7時間16分で到着するという。

今回のダイヤ改正で北京~広州間のほかにも武漢~広州南と長沙南~広州南で走行時間が短縮。新ダイヤでは武漢~広州間を現在より23分早い3時間17分で運行。長沙~広州間では現在より19分早い、1時間59分で運行するという。

さらに今回の改正で張家界~中国香港西九龍を結ぶ路線も開業した。(5月31日)

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