今週の広東ローカルニュースを紹介

6月30日、深中通道開通

深中大橋通行で料金所行列

 深センと中山市および広州を結ぶ海上道路「深中通道」が6月30日(日)15時に開通。同通行路の開通に伴い、深セン~中山間は30分の生活圏内となった。深センバス集団は「深中跨市公共バス」の専用路線の運行を正式に開始。深セン側の料金所には長蛇の列ができ、省交通集団によると、開通1時間で中山と深センの両地で述べ7000台超が通行したという。

深中通道を利用し、中国香港から深センへマイカーでやって来たという盧氏は「開通3時間前から料金所に並んでいます。大プロジェクトで完成した海底トンネルがどんな様子なのかを見たい」と嬉しそうに語った。

自家用車以外に旅行社の深中通道通行バスツアーも人。中国香港のあるツアーでは、深中通道を通り、中山を観光して帰るという。中国マカオから深センへも2時間足らずで行けるようになり、アクセスも便利なるという。(7月1日)


中国香港など免税拡大

最高1万5000元に

 羅湖、福田、深セン湾、西九龍駅、拱北、港珠澳大橋珠海公路、6カ所の税関で今年7月1日(月)より新たな免税政策が施行。中国香港、中国マカオから中国大陸へ入国する満18歳以上の居住者は、総額1万2000元以内の物品が免税。さらに免税適合品は最高1万5000元までになった。

同免税政策は内地、中国香港、中国マカオのより緊密な貿易関係を構築することが目的。8月1日(木)からは全ての税関(横琴「一線」税関以外)で実施されるという。香港特別行政区スポークスマンは「新免税施策で中後香港では毎年約88億~176億香港㌦の消費が上昇し、経済効果は約27億~54億香港㌦になる見込み」だという。(6月29日)

 


古いスポーツ施設修繕

全運会開催に向け準備

 広東省、中国香港、中国マカオが2025年11月9日~21日に「第15回全国運動会(全運会)」を開催。同大会は中国国内最大規模の総合運動会で「一国両制度」の下、中国香港と中国マカオが初めて共同主催する。

現在、広州市には計25の競技場があり、老朽化した施設は改修もしくは修繕工事を実施。天河体育中心スタジアムでも改修工事が行われ、屋外プールは8月に完成予定だという。修繕されたスタジアムはサッカー(女子16歳以下組)とパラリンピック開幕式の会場となる予定だという。(6月30日)


7~9月、広州の気候

昨年より高温と予測

 広州市気候・農業気象センターによると、7月、広州は熱帯低気圧の影響を受け、気温は上昇。月内に4回ほど高温警戒アラートが出ると予測している。

同気象センターによると、今年7月~9月の最高気温は昨年より高くなり、高温による健康被害が多くなると予測。またゲリラ豪雨、雷雨、大風、雹、竜巻などの気象災害が発生しやすくなり、台風の発生も多くなるであろうと警戒している。

また気象センター関係者は「8月と9月も気温は高くなり、一部エリアでは最高温度37・4度~40・4度を記録。熱中症の危険性が高くなるので注意が必要だ。」と話していた。(7月2日)


崗厦北駅、新出口誕生

深セン最大のハブ駅に

 深セン地下鉄「崗厦北」駅の8番~11番出口が6月28日(金)、正式オープン。これに伴い、崗厦北駅は深センで初めてとなる5路線(1、2、10、11、14号線)乗換え可能なハブ駅となった。

崗厦北駅は福田中心区において、重要な交通の要所。深セン地下鉄ネットワークをより円滑にし、公共交通の混雑緩和に一役買うと期待されている。

また地下鉄関係者は「崗厦北駅の乗り換えスポット拡充で一般利用者のみならず、多くのビジネスマンにも恩恵をもたらすだろう。ビジネスマンはこれまでより通勤時間が5~10分ほど短縮できることになる」と話していた。(7月3日)

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