今週のローカルニュースを紹介

環境保護、生態系の改善取り組み

3年間で722億元を投資

 広東省財政庁は最近、2018年~2020年まで「環境汚染防止及び生態系改善保護計画」の投資額を発表。同発表によると、投資額は当初予定していた683億元より39億元多い722億元であったことが判明した。

財政庁庁長の戴運龍氏によると「現在、市民が最も関心を寄せている事案は環境保護の分野であり、美しく、住みやすい都市づくりのため、様々な施策を行ってきた」という。具体的には生活ごみ・汚水処理システムの改善や公衆トイレ新設と改築で、3年間に329億元を投じた。また生態系の改善として「開発禁止保護区の生態保護」、「排出権取引などに関する多様的な市場化」など、4つのプログラムが計画、推進されたという。

さらに広東省は「生態保護区財政補償移転支払法」を発表。今後、資金分配について、部門などの垣根を超え、調整していくという。(2020年12月28日)


元旦旅行2大人気

雪体験と温暖地域

 同程旅行と天気予報アプリ「墨跡天気」は、2020年12月28日(月)に「2021年元旦旅行消費動向報告」を発表。同発表によると元旦3連休の国内航空券価格は、昨年よりも若干下落。人気宿泊先のトップ3は広州、北京、西安で、目的はスキーなどでの雪体験に温暖な場所での観光だという。

交通ビッグデータによると、元旦前後の国内航空券平均価格は430~450元で例年よりも15%~20%も安いという。要因として、新型コロナウイルス感染症の影響で不測の事態が発生するのではないかと旅行を控える消費者が多いことが挙げられる。

また鉄道のピークは2020年12月30日(水)からで、行き先は広州、長沙、ハルビンが人気だという。(2020年12月29日)


深センの次世代スパコン

「曙光星雲」をお披露目

 深センスパコンセンターで12月26日(土)、市政府が最大級の投資を行う次世代スーパーコンピューター「曙光6000(通称、曙光星雲)」を披露した。

曙光星雲は144の筐体に抜き差し可能なブレードサーバを5220枚搭載。浮動小数点数処理速度が毎秒2400兆回を超えるという。

同センターは、曙光星雲の完成を2022年予定と発表。広東省の10の実験室および深セン市90%以上の新型研究開発機構では、次世代スパコンは今後の防災・減災やスマート都市のインフラ整備に欠かせないツールと考えている。(2020年12月29日)


福田区に新公園

市民の憩いの場に

深セン晩報によると、最近、福田区の紅荔路と上歩路の交差点に2500㎡にもなる緑地帯「緑廊公園」が建設され、市民の憩いの場になっているという。

同公園は地下鉄「6号線」の開通に伴い、新設された公園。400㍍のジョギングコース、1000㎡を誇る0歳~12歳対象のキッズエリアにサッカーコート半分ほどにもなる芝生エリアなど、様々な施設が建設されているという。

福田区では「人民城市人民建」をスローガンとし「公園建設」を重要プロジェクトとしていた。関係者は「今回建設された『緑廊公園』は市民の生活水準を引き上げることに一役を買うであろう」と話している。(2020年12月28日)


白雲区と佛山を結ぶ

わずか20分で到着

広州日報によると、2020年12月28日(月),「広佛肇高速道路」の第一期区間が正式に開通したことが判明。また、全ての区間が開通すると、広州市白雲区から佛山南海、三水までわずか20分で到着可能になるという。

今回開通した区間は全長4・5㌔。白雲区広和大橋北側に建設された白坭大橋から佛山を繋ぐ。また最高速度は100㌔で、片道3車線、計6車線となっている。

広佛肇高速道路建設は「粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)構想」の重要プロジェクトのひとつ。最終的には広州、佛山、肇山を繋ぐ、総全長47㌔の高速道路建設を予定している。(2020年12月28日)

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