今週の広東ローカルニュースを紹介

地下鉄で荷物預かり

上海と佛山でサービス開始

 上海地下鉄と佛山地下鉄は7月中旬より、公共サービスの満足度向上のため、荷物預かりサービスの開始を発表。しかし広州地下鉄では安全面を考慮し、今のところ実施する計画は無いという。セキュリティについて、上海市と佛山市は全荷物の事前安全検査を必須とする。

佛山地下鉄は7月15日(月)、佛山2号線、3号線、および広州7号線順德区間の計11駅に荷物預かりロッカーを設置。サービス提供駅は旅行客が多い順德の「大良鐘楼」駅、「順德歓楽海岸」駅、広州地下鉄7号線と佛山地下鉄3号線の乗換駅である「北滘公園駅」などがある。佛山の預かりロッカーは小・中サイズが1時間あたり各3元と5元で、24時間で最大25元。大サイズは1時間6元で、24時間で最大30元となる。一方上海地下鉄では、旅行シーズンに大きな荷物を携帯する旅行客のため、7月中~下旬より同サービスを試験的に実施する。(7月17日)


無人運転バス

7月末4路線開通

 深センバス集団は、年内に前海で20台の自動運転バスを運行させる計画があると発表。 自動運転バスは地下鉄、商業エリア、居住エリア、CDB、産業エリア、観光アリアなどの都市中心部で運行されるという。現在予定している運行路線はB998番等の4路線で、7月末に正式開通する。

自動運転の初運行路線には6㍍9席の新エネ車ミニバスを採用。高画質レーダーカメラ搭載で、360度感知可能な国内最先端の自動制御システムにより、ベテラン運転手のような素早い判断と合理的なハンドル捌きを実現する。走行中は車線認識、信号識別、追い越し車線変更以外に、高度で複雑な都市の運転シーンにおいても安全な対応が可能だという。(7月16日)


長隆の三つ子のパンダ

10歳迎え、お祝いイベント

 長隆野生動物世界の三つ子のパンダが7月13日(土)、正式にお披露目され、パンダをテーマにした夏休みイベントが開催された。来場者はインタラクティブにパンダの生活習慣を学ぶことができるという。

世界で唯一の三つ子のパンダ、萌萌(メンメン)・師師(シー・シー)・酷酷(クークー)は10歳を迎え、生誕パーティーを実施。同イベントは毎日午後に行われ、来場者も参加して楽しむことができる。萌萌は出産を終えたばかりだが産後の肥立ちは良好で、赤ちゃんパンダも順調に育っているという。(7月15日)


深セン国際空港

利用者3226万人

 深中通道の開通および夏休みの影響を受け、深セン宝安国際空港のフライト数が連日増加。7月上旬時点で同空港の1日の平均フライト数は1200便を超え、1日の平均利用者数は17万人を超えているという。

今年に入り、グレーターベイエリアの住民がビジネスを目的として同空港を利用することが増え、国内船だけでなく国際線の需要が増大。24年上半期にはメキシコシティ、カイロ、札幌など8つの国際線の運航が再開したという。

同空港は7月17日(水)現在、利用者数はのべ3226万7000人に達し、前年同期にくらべ20%近く上昇しているという。


キジバトの幼鳥が怪我

適切な処置で救助

深セン市龍華区新瀾社区の関係者が最近、国の保護鳥に指定されているキジバトの幼鳥が怪我をし、木の下でうずくまっている姿を発見。発見者はすぐさま、市の野生動物救護センターに連絡し、救助を求めたという。

発見当日の午前、新瀾社区の関係者はオフィスビルの前にある木の下で、怪我をしている幼鳥を発見。発見当初、幼鳥は歩いたりすることはできず、人が近づいても飛ぶことができなかった。発見者は怪我をした幼鳥を助けるため、品種を調べた結果、保護鳥であるキジバトと判明。幼鳥の母鳥がこの幼鳥を探している様子もなかったので、市野生動物救護センターに連絡し、適切な処置を行ったという。(7月17日)

 

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