今週の広東ローカルニュースを紹介

使い捨てプラスチック製品

年末までに使用制限強化

 広州日報によると、広東省の飲食業では9月2日(水)から「限塑令(プラスチック製品制限令)」が実施され、今年末までに分解されないプラスチック製使い捨てストローの使用禁止と、使い捨てプラスチック容器の積極的な提供自粛が求められた。

広州酒家などの大型飲食店では、既にマニュアル整備などの対応が行われており、消費者に対してなるべく必要量に応じた注文を奨励し、食べ残しを減らすことで持ち帰り用容器の使用削減及び再利用を呼び掛けるという。一方、デリバリー比率の高い小型飲食店では、使い捨て容器のニーズは依然高く、老城区のある店では、一般的にデリバリー1件で、ビニール袋1枚、容器大2個、小1個を使用している。

また、スターバックスやHEYTEA(喜茶)などでは、プラスチックストローと併用で紙ストローが導入されているが、紙ストローを選ぶ消費者は1/3程度だという。(9月2日)


 

広州の公共文化施設

コロナ対策万全

 広州日報によると、新型コロナウイルス感染症の発生以降、感染予防対策が常態化している中、広州図書館及び博物館、広州農講所記念館、南越王宮博物館などの公共文化館では、実名予約、入館制限などで更なる予防対策に努めているという。

広州図書館は7月23日(木)から通常時間(9時~21時、水曜休館)の営業を再開し、1日の総入館者数は8000人、館内の入館者数を3000人に制限している。大人1人につき12歳以下の子供2人までが入館可能で、健康コードの提示、検温及びマスク着用が必要となる。また、同館ではオンラインで実名による時間帯別予約サービスを提供するほか、文献の貸出延長回数の増加や、混雑時の貸出及び返却手続きを避け、本の配送サービスも奨励している。(9月1日)


コストコ、深センへ進出

華南旗艦店を建設予定

 深セン市人民政府と米国大手スーパーのコストコ(Costco)は8月30日(日)、経済発展合作協議に署名し、星河控股集団とコストコが華南本部及び倉庫式会員制店舗の開設で提携することがわかった。

両社が共同で建設する「龍華Costco星河プロジェクト」には約90億元の投資が予定されており、華南エリア初のコストコ旗艦店のほか、ハイブランドの販売店舗、オフィス棟、高級ホテルなども併設され、生活とビジネスが一体化した商業センターの誕生に期待が集まる。(8月31日)


盒馬鮮生、営業再開

万全の感染防止対策

 深セン晩報によると、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、8月14日(金)より18日間営業を停止していたOMOスーパーマーケット「盒馬鮮生水貝IBC店」が営業を再開。18時~21時頃のピーク時には、多くの買物客で賑わっていた。また同店の営業再開を受け、深セン市にある他エリアの「盒馬鮮生」も営業を再開したという。

同店は営業再開に向けて、深セン市区疾控部門の指示に従い、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策を実施。200人あまりのスタッフに対し、PCR検査を行い、陰性であったことを証明。さらに2週間に一度専門業者による空間消毒と日々の店内消毒を行なうという。(9月2日)


深セン空港の利用者

400万人までに回復

深セン晩報によると、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を実施している状況下で、8月の深セン宝安国際空港利用者は400万人までに回復し、8月の世界航空便発着回数がトップ10入りを果たしたという。また、国内線に関しては、去年と同じ数値に戻ったこともわかった。

専門家によると「航空業界の市場は緩やかに回復している。現在、多くの人は通常の生活を取り戻しつつあり、旅行やビジネスなどの活動も正常化に向かっている」と話している。また中国(深セン)総合開発研究院副院長は「旅客や貨物取扱量の増加は、深セン市経済の復興と連動している。」とも話していた。(9月3日)

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