今週の広東ローカルニュースを紹介

5月20日の婚姻登録件数

2249件で過去最高

 広州の婚姻登記所では5月20日(火)、事事前予約数の増加を受け、手続き窓口を増設。受付時間延長などの措置を行い、カップルが順調な登記に備えた。

「520」が中国語の発音で「アイラブユー」に似ていることから、5月20日はカップルの特別な日となっている。そして新しい「婚姻登記条例」の全国共通手続きが全面実施されて以降、初の婚姻登記ピークが訪れた。この日に広州で婚姻登記を行ったカップルの数は2249組で、昨年比41%増加。うち、省や市を跨いで登記された件数は約993件で史上最高を記録した。18時までの広東省婚姻登記件数は全部で1万7418組であった。

広州各区の婚姻登記所は集団結婚式、集団結婚証明書発行、婚礼民俗衣装ショー、婚礼ソングの放送、婚礼フェア等の各種イベントを全13会場で開催。広州花園ホテルでは、先着10組の新婚カップルに結婚登記証授与式が行われた。(5月21日)


高温多湿の季節

感染症に注意

 中国疾病予防コントロールセンターの公式サイトでは最近、最新の5月健康リスクを提示。2025年5月は新型コロナウイルス感染症、手足口病、麻疹、血小板減少症候群を伴う発熱、デング熱、鳥インフルエンザ、サル痘などの感染症に注意が必要と発表した。現在中国における新型コロナの感染状況は小幅上昇で、総合的な調査データではパンデミックの可能性は低いという。

4月の健康リスク情報と比べて、急性呼吸器感染症は減少し、血小板減少症候群を伴う発熱とデング熱のリスク情報が追加。デング熱の予防策として、蚊取線香や網戸等の使用、水が溜まりやすい場所の定期清掃、公園や緑地帯へ行く時は長袖長ズボンを着用することを推奨している。(5月21日)


チリ産フルーツの輸入額

今年4月迄で100億元超

 深セン税関によると、今年1月~4月、チリから深センへの農産品輸入額が102億4000元であったことが判明。チリは中国と自由貿易協定を結んだ最初のラテンアメリカ国家で、WCO(世界税関組織)の認定事業者制度を相互に採用している。

宝安区の鑫栄懋果業科技集団は「広東省重点農業リード企業」として国際フルーツの調達と販売を担い、新鮮に届ける流通網を確立。2018年に認定事業者となり、2024年11月収穫期以降のチリ産チェリー輸入量は昨年比60%増だという。(5月21日)


電動自転車の取締り

地下鉄駅周辺で実施

 広州交通警察は5月26日(月)より、都市管理など、多くの部門と連携し、地下鉄駅周辺で通行の妨げとなっている電動自転車の取り締まりを強化。駐車違反をしている電動自転車は強制撤去を行っていくという。

また広州交通警察によると期間中、駐車違反の電動自転車の取締りと同時にナンバープレートを付けていない、逆さまにつける、壊すなどをしている電動自転車の取り締まりも実施。該当車輌の所有者は車輌差し押さえや罰金などの処置が科されるという。交通警察関係者は「現在電動自転車によって、交通安全と通行秩序がなくなりつつある。我々は早期に対策をしなくてはいけない」と話していた。(5月23日)


第21回文博会

22日より深センで開催

 四千件以上の文化産業関連投資・融資プロジェクトが会場で展示や商談を行う「第21回中国(深セン)国際文化産業博覧交易会(文博会)」が5月22日(木)、深セン国際会展中心で開催。

今回は「創新引領潮流 創意点亮生活(イノベーションが時代をリードし、アイデアが生活を明るくする」をテーマとして、文化と科学の融合を体現した製品や展示品が多く登場する。

2025年の文博会はオンラインとオフライン開催を同時に行い、昨年より265社も多い、6280社の政府・団体、文化機関、企業が参加。展示会には文化製品が12万点を超え、4000以上の文化産業投融資プロジェクトの取引が現地で行われるという。(5月22日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最新号の電子版はこちらから

PAGE TOP