今週の広東ローカルニュースを紹介

買い替え助成で消費促進

ドローンやロボットも対象

 深セン市政府は9月5日(木)、「深セン市超長期特別国債資金による消費財買い替え支援強化実施方案」を発表。自家用車、新エネバス、家電家具の買い替えリフォーム等の8大項目について更なる消費を促進するという。

今回の方案では、目標と原則、補助金の範囲及び基準、資金管理、保障措置の4つが盛り込まれた。深セン市では国の指定家電製品8種と省の指定製品3種のほかに、新たにドローン、一般用ロボット、3Cサーバ、プロジェクター、スマート運動器具、コーヒーメーカーの6種が買い換え対象。家電買い替え補助金は最高20%、単体商品の補助金は最高2000元とする。市商務局副局長の周氏によると、一般用ドローン等6製品は販売価格の15%を補助する。資金管理部門では、補助金審査プロセスを簡素化し、審査時間短縮で消費者と関連企業へ速やかな助成が行えるようにするという。(9月10日)


観光市場が急拡大

11月航空券20%安

 多くの旅行会社の予約データによると、今年11月出発の国内旅行、国外長期旅行、インバンド観光市場がいずれも急拡大。同時に、ビザ免除政策と国際便復旧の2つの好条件が後押しし、国内線と国際線の航空券価格が昨年同期比で平均20%の安値まで回復。宿泊費も一定の落ち着きを見せ安くなっているという。

Ctrip傘下のFlightAIのデータ分析によると、日本、イギリス、シンガポール行き航空券価格(税込)の下落率は30%超で、全体コストを見ると、東南アジア諸国への国外旅行は一部の国内都市への旅費より安くなるという。広州発北海、上海、福州行きなどでは300元(税別)の格安航空券も登場している。(9月10日)


美心集団の慰労活動

深センで14年目の中秋節

 中国香港から深センに9月9日(月)、「美心」の月餅5000箱が運ばれ、深セン市慈善会、塩田区民政局、深セン報業集団へ届けられた。中国香港美心集団と華南総代理を務める深セン市天成食品有限公司によるこの秋節慰労活動は14年連続で行われている。

月餅贈呈式では、天成食品董事副総経理が敬意を示し、中秋節の祝辞を述べた。美心月餅の市場価格は1箱348元、総額約174万元。深セン報業集団では、各社現場職員や河源市江東新区古竹鎮の復興作業従事者に配布される。(9月10日)


西塱駅、改装を計画

西部の商業中心エリア

 広州市都市計画および自然資源局は最近、地下鉄1号線の始発駅である「西塱」駅の改装を計画していると発表。改装後は広州西部の商業中心エリアになるであろうと期待されている。

「西塱」駅は建設されてからもうすでに30年近くの月日が流れており、老朽化が目立っていた。また今後は1号線だけでなく、広佛線、10号線、22号線の乗換駅となる計画になっており、重要性が年々高まってきて、今回の計画が立案されたという。

関係者は「今回の改装で西塱駅には商業施設だけでなく、公園や住居施設も建設する予定にしている。これにより広州市と佛山市の関係はより緊密となるであろう」と話していた。(9月12日)


龍崗区~中国香港

シャトルバスが運行

 永東巴士は9月10日(火)、深セン市龍崗区と中国香港を結ぶシャトルバスの運行を開始。出発地点は龍崗万達広場で片道の運賃は35元。約2時間に1本運行し、中国香港の市街地に直行している。また、中国香港から深セン龍崗区に戻るシャトルバスの乗り場は中国香港ディズニーランド、中国香港国際空港、油麻地、尖沙咀、沙田、APM観塘などのエリアに設置されているという。

永東巴士関係者は「現在、深センと中国香港の往来が活発化している。このシャトルバスが開通したことで、龍崗区の魅力が中国香港の人々に伝わることを期待している」と話していた。(9月12日)

 

 

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