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民族訪ねて三千里~エヴェンキ族(鄂温克族)第50回

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山林で自給自足する民族

生活の支えは白樺の皮

 

エヴェンキ族は北東アジア地域に住むツングース系民族の1つ。

名の「エヴェンキ」とは、〝山林に住む人々〟を意味し、

文字通り今日も黒龍江省や内モンゴル自治区の山林地域に暮らす。

農耕、牧畜業を生業とし、

居住地の1つである黒龍江省の大興安嶺に、約2万平方㍍の天然牧場を有する。

その中の森林や耕地での農作物や乳製品の生産が今日でも盛んだ。

 

そんな彼らの生活の中で欠かせないのが白樺の木の皮。

〝樺皮文化〟とまで称されるエヴェンキ族の暮らしには、

狩猟や農耕具から、食器、住宅建材、衣服に至るまで、

生活のあらゆる場面で白樺の皮が登場する。

次の古い言い伝えの中にも白樺についての記述が。

 

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1. 衣装の多くは、羊など動物の皮を使い、既婚女性は銀の飾りも身につける

2. 白樺の木で作った帽子。トナカイや星の輪郭などが彫られている

3. 雪深い奥地に住むため、移動手段として馬ぞりは必須。冬の狩猟時はスキー板も使う

 

「その昔、あるエヴェンキ族の狩人が白樺の森林に入り込んだ時、

美しい娘に出会った。

2人は惹かれ合い、共に過ごすうちに結婚することになった。

双方の両親も相手を気に入り、狩人が娘を娶る準備をしていたが、

ある時、娘が森に住む悪魔にさらわれてしまった。

悪魔は川の中に逃げたが、狩人は悪魔を追って川に飛び込んだ。

水の中では攻撃が不利だったが、

苦戦する狩人を見た娘は、1隻の白樺の舟に変身。

狩人は舟の上で悪魔を倒し、2人は無事結婚、幸福に暮らすこととなった。

それからというもの、

エヴェンキ族の民や漁師たちは水地に出る時は必ず、

白樺の舟に乗るようになった」

 

毎年旧暦5月に行われる収穫祭「米調魯節」。

この祭りでは、白樺の皮の衣装を身に付けた舞踊が披露されるほか、

現地の作物を使った料理が盛大に振舞われる。

この地に赴き、彼らの生活に深く根付く〝樺皮文化〟に触れてみたい。

 

~広東ジャピオン2013年12月2日号

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