心休まる空間
5月初旬にオープンした隠れ家「猿王」。
漆黒に塗られた入口や外壁からは、その存在は謎に包まれたまま。
しかし、扉を開ければ、スタッフがニッコリと暖かくお出迎え。
気分が少し和らいだら、〝喧騒〟の文字とは無縁な2階席へ向かおう。
「仕込みには、かなりの時間を割いています」と店長が言うように、
どの料理もひと手間、二手間をかけていることがよくわかる。
イチオシの「鉄板ハンバーグ」(45元)は、手ごねの食感もさることながら、
手作りトマトソースが街の洋食屋さんを思い起こさせる。
また、秘伝のレシピで漬けた人気メニュー「自家製白菜キムチ」(25元)は、
爽やかな辛さでコク深く、その虜になる人も多い。
賑やかな場所もいいけど、たまには静かに飲みたい。
そんな願いを叶えてくれるのが「猿王」だ。
~広東ジャピオン2016年6月20日号~