奥深きスープに驚き
今日は去年からずっと行きたかった麺屋さんを紹介するよ。
それは「老碗会」という店で、幅広麺「ビャンビャン麺」をはじめ、
陝西名物の手打ち麺が食べられる麺処。深センではかなり有名らしいけど、
広州には一軒もないんだよね。〝麺食い〟を自称する僕としては、
一度は行っておきたいところ。
先週、久しぶりに深センで仕事があって、ようやく行くことができたんだ。
さすが有名店だけあって、店内もこぎれいだな。
さてと、何を食べようかな。「ビャンビャン麺」もいいけど、
ここは陝西手工面の基本中の基本「臊子麺」(20元)を注文。
「刀削麺」(19元)やホウレン草で作った「菠菜麺」(23元)にも心惹かれたけど、
また次回ってことで。
でも、陝西といえば「孜然肉夾饃」(13元)は外せないので、しっかり注文しといたぜ。
「臊子麺」は一般的にはラー油たっぷりの酸味の効いたスープに、
ミンチやサイコロ状に切ったジャガイモやニンジンなどを炒めた具材をたっぷりのせた麺。
でも、ここのはびっくりするくらいアッサリであまり辛くなく、奥深い!
ここまでスープがコク深い麺は、中国広しといえどもなかなかお目にかかれないよ。
予想を遥かに超える美味しさで、スープも全部飲み干しちゃった。
また「肉夾饃」の凝りようもハンパない。
サクサクの食感を出すために、生地の上に麺を貼り付けてるんだよね。
さすが期待していただけのことはあるなと感心。
来週もちゃっかり深センで仕事できるよう調整したよ。
~広東ジャピオン2017年2月20日号~