今週の広東ローカルニュースを紹介

国内春節旅行の受付開始

少人数制、スキーが人気

 広州日報によると、最近、広州市内の旅行社が2月11日(木)から始まる春節休暇に合わせたツアーの受付を開始。今年は比較的遅めの動き出しであるが、柔軟な予約対応で消費者の購買意欲を刺激しているという。

新型コロナウイルス感染症が常態化する中、今年は少人数制ツアーや、家族や友人だけの個別ツアーが好まれ、目的地は国内スキー場が人気となっている。また、市内小中学生の冬休みが春節より半月早い1月24日(日)より開始するため、前倒しで旅行を計画する家庭が多く、冬旅のピークは1月中旬~下旬になる見込みだという。

旅行会社によると、例年より3~6人の家族旅行が6割を超え、80年代及び90年代生まれの若い親世帯が旅行消費の主力であるという。さらに今年の冬季春節休暇は、大人数ツアーが減り、少人数・高品質・知人のみのグループ化が鍵となる。(2020年12月21日)


5G創新応用大会

広州市で開催

 広州市は、12月22日(火)~23日(水)にかけて「2020・5G創新応用大会」を開催。政財界、産学官の代表者らが多数参加したという。

現在、広州市では5G基地が約4・6万基建設されており、5G技術を使用した無人運転やスマートストア、遠隔診療などの応用モデルに取り組んでいる。また、広州地下鉄のスマート化では、国内の賞も受賞しているという。

さらに同市政府は、2020年、政策を多数打ち出しており、上半期のネット関連サービス、ソフト及びデータ技術サービスの売上は前年比13・8%増、工業ソフトの売上は14・2%増。華為(HUAWEI)とも5G全面戦略で連携し、インフラ建設と応用育成強化、産業エコシステム構築を行っている。(2020年12月23日)


深セン空港の手荷物消毒

オートメーション化

深セ宝安空港は12月19日(土)から、新型コロナウイルス感染症の水際対策として、深センへ入境する旅行客の荷物消毒を、全国に先駆けてオートメーション化した。

自動消毒機の設計関係者は「国際線旅客荷物の消毒はこれまで全て人が行っていたが、スーツケース6面に対して消毒を行うのは時間がかかり、均等な消毒が徹底されていなかった。オートメーション化で効率が上がり、全方位の消毒ができる」という。安全面では、設備検査を行い、人の呼吸器官や眼などへの影響は現在の所ないという。(2020年12月21日)


深セン地下鉄の分担率

過去最高を記録

深セン市地鉄集団が最近発表した「2020年軌道交通移動データ」によると、深セン市では日々228万人が地下鉄を利用していることが判明。また10月の公共交通手段分担率は51・6%で、過去最高を記録したこともわかった。

2020年、深セン地下鉄は新たに6路線を開通させた。また2020年12月17日(木)時点での統計によると、深セン地下鉄が管轄する10路線の平日平均利用者数は585万人を突破。2019年と比べ、約13%増になったという。

また同データによると、現在、4つの路線と乗り換えができる「車公廟」駅の利用者が最も多く、平日で21万人、週末は15万人も利用しているという。(2020年12月22日)


深セン外環高速道路

第一期が終了

深セン晩報が最近、深セン市交通運輸局から得た情報によると、深セン外環高速道路第一期プロジェクトが完了し、12月末には該当区間の通行が可能になったことがわかった。

第一期プロジェクトでは、広深沿江高速道路から東に進み、宝安、光明、龍華、龍崗を結ぶ全51㌔の高速道路を建設。最高速度は80~100㌔。片側3車線、合計6車線となっており、道路には次世代モバイル通信「5G」が設備されている。

また第二期プロジェクトでは、第一期プロジェクトの最終地点である龍崗から南へ下り、坪地を経由して丹梓大道を結ぶ9・35㌔の高速道路を建設するという。(2020年12月23日)

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