ジャピュランガイドグローバル ~あの人気レストランを潜入調査~

懐かしきベトナム

今月は、ベトナム料理レストラン「荟欣」に潜入調査。ここはグルメサイト「大衆点評」で「天河城・体育中心エリア東南アジアレストラン人気ナンバーワン」に選ばれてるんや。最近、嫁がなぜか新婚旅行で行ったベトナムのことを思い出し「ベトナム料理が食べたい」と言い出したので、Y家恒例「体育中心トレーニング」の終わりに行ってきたで。

 

ワンランク上の味わい

このレストラン、ショッピングモール「天環」にあるだけあって、まじオシャレ。よれよれのスポーツTシャツと短パンで行ったことに少し後悔…。でも、スタッフはそんなわてらを快く迎えてくれて、笑顔で席に案内してくれ、ほんま感激したわ。

さて席に座り、「嫁が食べたい」という料理を3品ほど注文。最初に来たのはベトナム料理の定番「ビーフ生春巻き(伝統香茅牛肉紙米巻)」(54元)。モチモチ皮、シャキシャキ野菜、絶妙な甘酸っぱさタレ「ヌクチャム」が至高の時を感じさせてくれたで。その後に来た「海鮮トムヤンクン(海鮮冬荫功湯)」(46元)も最高やったな。レモングラスがほどよい酸味を演出。ココナッツミルクのクリーミーさが辛さをマイルドにし、なんぼでも飲みたいと思ったわ。あと「ベトナムと言ったらこれでしょ」と嫁が激オシしていた「ビーフフォー(地道生牛肉湯粉)」(52元)も絶対食べて欲しい一品。ダシが良く出ていて、スープの深みマックス。モチモチの米麵もツルツルっと食べれて、思わずおかわりしそうやったわ。

このコロナ禍で中々海外旅行ができないけど、グルメ旅行ならここ広東でもできそうやな。

ミシュラン一つ星

今年も雨の季節が始まった深セン。そんな雨の日には、事前にリサーチ済みのレストランを目掛けて行くのが正解ばい。今回は、人気グルメ動画「踢館小饞」で紹介されたタイとフレンチのフュージョンレストラン「清莱湾」に行ってきたよ。ここはミシュラン一つ星を2018年より4年連続獲得した名高いタイ人シェフ「Noom Chantrawan(ヌーム・チャントラワン)」氏が手掛けるレストラン。動画では、トムヤムクン「冬陰功湯」(56元)やカニカレー「古法咖喱肉蟹」(399元)などのタイ料理にフレンチテイストを取り入れた、自由な発想の創作料理を紹介しとったばい。

ハーブ香る絶品豚肉

私はディナータイム開店と同時に入店。休日で予約席も多く、18時頃には満席になったばい。高級感溢れる店内に、ちょっと緊張しながら私が注文したのは、お店の看板メニュー、スペイン産黒豚の炭火焼き「炭焼豚頸肉」(129元)。豚の首あたりの肉を3時間かけて低温で煮込み、その後、燻製・炭火焼きをするちいう手の込んだ料理なんちゃ。席に運ばれた途端に漂う香ばしい香りに、私の食欲は増進! そして噛むほど広がる甘みと旨味に感動! このジューシーな逸品に「シラーズ赤ワイン」(68元/杯)がバリ進んだんちゃ。

ただ私の個人的な好みやけど、サーブされたパンが全種類甘かったのが残念。クロワッサンやバターロールなど、食事の口直しには相性が悪かったちゃ。やけどスタッフの対応は良く、雰囲気も抜群。記念日などの特別な時間を過ごしたい時におススメなお店ばい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最新号の電子版はこちらから

PAGE TOP