今週の広東ローカルニュースを紹介

中古の新エネ自動車

買い取り価格上昇

広州日報によると、今年に入り、広州の中古新エネ自動車市場で販売価格が上昇。背景には、中古車取扱業者の新エネ車需要の高まりがあるという。

現在広州ではテスラ、小鵬、広汽埃安(AION)、ベンツなどの純電動車は継続的に人気。これらブランド車の「新中古車」は転売率が高く、市場が盛況だという。

広州の中古車販売店が多く軒を連ねる南洲路で20年近く営業している林氏は、新たに新エネ中古車専門店を開店した。現在の新エネ車価格上昇で、2~3年の「新中古」は、新車と同じ価格で取引されるという。また2年前に購入した新エネ中古車の売却を検討する洗市は、昨年11月の時点では、半額買取りでも全て断られたが、今月改めて問合せると、価格が6割程度高くなった。要因は市場の変化でガソリン車は売れ筋から外れ、国内新エネ車市場は、新車と中古車の健全な発展が急速に進んでいるからだという。(5月26日)


自宅に鍵を忘れ

19階で宙吊り

 大沖消防救援ステーションに5月24日(火)、南山区粤海街道美墅藍山家園C棟で男性1人が宙吊りになっていると119番通報が入った。通報を受けた同ステーションは、すぐに消防車2台と救助員12名を現場へ派遣したという。

救助員は到着後、青年が自身の体に登山用ロープを装着しているのを発見。しかし、クライミング技術がなく、18階の外壁にぶら下がったまま身動きが取れなくなっていた。情況確認後、救助員らは安全装備のうえ、上階から青年を命綱で固定し、安全な場所まで引き上げた。青年は自宅の鍵を忘れたため、19階から家に入ろうとしたという。深セン消防局は軽率な行動は止めて、専門家に助けを求めるよう注意した。(5月26日)


深セン歓楽谷と迷你世界

長期IP戦略で提携

 テーマパーク「深セン歓楽谷(深センハッピーバレー)」と3Dサンドボックスゲーム「迷你世界」が5月24日(火)、長期IP戦略で提携すると発表。両者は互いの優位性を活かした全面提携によりパートナー関係を構築する。

発表によると、5月28日(土)~6月19日(日)の期間で開催される「第1回迷你世界深セン歓楽谷親子フェスティバル」を開催。深センハッピーバレーと迷你世界の特長をコラボさせた全く新しいコンテンツで、今回の戦略提携の集大成だという。(5月25日)


深センの消費回復措置

新車購入で最大1万元

 深セン商報によると、5月23日(月)、深セン市発展改革委員会などは自動車、家電、旅行の消費回復を図るため、各分野に対し助成金などを配布すると発表した。

今回の消費回措置の有効期限は2022年末まで。市が指定する新エネルギー自動車を購入し、市内で車種登録を行うと、最大1万元の助成金を受け取ることができる。また、そのほかにも5~8月の間、市が指定する携帯、パソコン(タブレットを含む)、イヤホン、スマート家電およびテレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの家電製品に対し、価格の15%となる助成金を支給。ひとり当たり最大2000元を補助されることも判明した。(5月27日)


PCR検査センター

徒歩15分圏内に

広州日報によると、新型コロナウイルス感染症のオミクロン変異株の流行に伴い、国務院は省都および1000万人級の人口を抱える都市では、徒歩15分以内で検査ができる「PCR検査圏」の構築を提案。市民が定期的にPCR検査を行える環境を作ることを計画しているという。

広州市では国務院の要望を受け、各区に徒歩15分圏内で行ける「PCR検査圏」を構築。PCR検査センターを設置するだけでなく、検査カーの配置や検査センターマップなどを作成し、PCR検査の安全性確保と利便性の向上させ、新型コロナウイルス感染症の流行防止に努めている。

(5月28日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最新号の電子版はこちらから

PAGE TOP