今週の広東ローカルニュースを紹介

広州白雲駅、直通列車増加

北京、上海、ハルピン等へ

 中国全国の鉄道が1月10日(水)0時より、新ダイヤの運行がスタート。正式オープンから2週間経ったばかりの「広州白雲」駅では、1日で最大104便が運行し、始発終点の98本、途中停車の6本が含まれる。目的地には最近人気のハルピン、北京、上海、南京、杭州、成都、重慶、鄭州、武漢、長沙、南昌等へ向かう路線がある。1月10日(水)以前は、「広州白雲」駅を発車する列車は最大十数本で、行先は広東省内又は湖南長沙、張家界、岳陽などが主であったが、大幅な増便となった。

高鉄(中国新幹線)では、元々「広州南」駅に停車していた北京―広州高速鉄道経由の列車42本が「広州白雲」駅に停車するようになる。また、「広州東」駅、「広州」駅の普通列車32本も「広州白雲」駅を利用するようになり、近頃人気のハルピン行きは34時間近くかけて「ハルピン西」駅へ到着するという。(1月9日)


南山ドローン産業

6000万元助成

 昨年に引き続き、今年も深セン市南山区では、「空中」ビジネスの核となるテクノロジーが次々と登場。世界初の電動有人ドローン「飛碟(空飛ぶ円盤)」が2023年6月、深セン人材公園にお目見えして以来、国内初の「ドローン常時景勝飛行路線」が開通し、さらにドローンによる無人フードデリバリーサービスも始まっている。

2023年以降、南山区ではドローンによる配送業務を積極的に推進。「世界之窓」、「深セン湾睿印 RAIL IN」などですでに実施されている。注文、パッキング、配送までの全工程を15分内で行い、作業効率は従来の人によるデリバリー方法と比べて150%だという。(1月10日)


広州にカーリング場

華南地区で初オープン

 華南地区初となるカーリング場「広州珠江環世真氷氷壺館」が1月9日(火)、広州体育館にオープンした。

関係者によると、同館はグレートベイエリア初の国際標準カーリング場で、先進的な技術設備を有し、専門コーチ陣を備え、競技試合の会場となる。館内には国際基準の競技レーン3本、氷上600㎡がある。省のチームの練習場、市のチームの訓練、小中学校の運動場所にもなり、競技、専門トレーニング、企業のチームビルディング、ビジネスや社交、親子での運動、余暇等のニーズも応えていくという。(1月9日)


 

春運チケット

1月12日より販売開始

 広州日報は、2024年の「春運(春節と呼ばれる旧正月の時期に交通量が非常に多くなる現象)」が1月26日(金)~3月5日(火)までの40日間になると報道。また同メディアは中国鉄道グループが1月12日(金)より、春運初日(1月26日)の列車チケット販売を始めることも報道した。

中国鉄道グループ関係者によると、チケット購入などに関する情報は「中国鉄路12306」サイトにあるアプリ「鉄道12306」に登録した人のみ取得が可能。この処置は「転売ヤーなどによる列車チケットの横流しや価格の高騰」および「個人情報漏洩防止」が目的だという。

(1月11日)


広州地下鉄新路線

2路線、年内に開通予定

 広州地下鉄集団は1月10日(水)、2023年末までの新路線の建設進捗状況について発表。同発表によると、3号線の東延長線および11号線の建設進捗率は95%を超えており、年内に開通すると期待されている。また10号線、12号線、13号線の第二期工程は、建設進捗率75%を超えているという。

3号線の東延長線は「番禺広場」駅から4号線「海傍」駅を結ぶ東西に延びた路線。全長9・58キロを有している。一方、11号線は茘湾区の琶洲駅を始発駅とする環状線。広州の主要エリアである天河区、白雲区、越秀区、海珠区を通る全長43・2キロの路線で、広州駅や広州東駅など大型交通ハブスポットに行くことができる。(1月11日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最新号の電子版はこちらから

PAGE TOP