今週の広東ローカルニュースを紹介

電動自転車とバッテリー

建物内への持ち込み厳禁

 深セン晩報は最近南京雨花台の電動自転車駐輪所で発生した火災について、多くの関心が集まっていると報道。深セン市消防救援部隊はこの火災を受け、市民に対し電動自転車の使用や正規販売店で合格品を購入することなど、注意喚起を行ったという。

消防隊によると、電動自転車の主な失火原因は過度な充電、電池の故障、不良品の充電機の使用などが挙げられる。発火すると1000度の高温まで達し、有害ガスが短時間で蔓延するという。同隊は深セン市民に対し、同様の火災を発生させないため、電動自転車と電池の建物内持ち込み及び充電の厳禁、勝手な改造や過度な充電を禁止などを通知した。

また、2023年11月1日に施行された「深セン経済特区消防条例」では、電動自転車及び電動バイクの消防安全管理を強化し、電動車両の違法な屋内持込に最高5000元の罰金を規定している。(2月28日)


自動車輸出の拡大

2024方案発表

 「深セン市2024年自動車輸出促進方案」が最近発表され、現地自動車メーカーの輸出自動車生産数増加、中古車輸出企業のレベルアップ、中古車輸出手続きの効率化、自動車輸出の運輸保障能力向上、自動車輸出の総合サービス強化など6方面について、24条の具体措置が挙げられた。

方案によると、新車の輸出能力向上に向け、BYD深仙汽車工業園二期の建設を加速。中古車輸出企業の育成では、20社以上の実力や条件が合う企業に輸出業務資格を与え、企業グループでアフターサービス、部品解体、再利用までを行う。他にも、深セン税関のコンテナ船航路拡大や、総合保税区の「還付エリア」で出荷待ち期間の税コスト削減提案などを行う。(2月27日)


空中タクシーeVTOL

珠海~深センの初飛行成功

 珠海市で2月27日(火)、「垂直離発着が可能な電動航空機(eVTOL)の初飛行式が開催。世界で初めて海を超え、都市へとつながる初フライトに成功した。

5人乗りeVTOL「盛世龍」は、珠海九洲港から深セン蛇口まで陸路で片道3時間の距離を約20分に短縮し、往復100㌔を超えるグレートベイエリアの両都市を結ぶ。

「空飛ぶタクシー」の乗車予約はスマホから可能。大洋網によると、深セン市は2024年末までに定期便を運行し、価格は一人1000元以下を実現する計画だという。(2月28日)


3月は寒暖差が激しい

回南天の到来

 深セン市気象台によると3月3日(日)より、広東全体で気温が上昇。3月上旬から中旬にかけて湿度が上がって暖かくなるが、下旬は寒気の影響で涼しくなり、寒暖の差が激しい1カ月になると予測されている。

また同気象台は3月より回南天(3月~6月頃に発生する高温多湿の状況)が発生。期間中は雨や霧による視界不良が発生し、交通事故が発生しやくなりやすいと注意喚起。また「湿気で地面が滑りやすくなるので高齢者、妊婦、子どもは注意して歩行してほしい。また廊下などには滑り止めの対策も行うといいでしょう」と関係者は話していた。(3月4日)


中国~タイ、ビザ免除

さらなる往来が期待

 中国とタイの間で3月1日(金)より「一般パスポート人員ビザ相互免除に関する協定」が正式に発効。同協定によると、中国側は公務普通パスポート、普通パスポート、タイ側は普通パスポートを所持している者はビザなしで相手国に入国することができることになった。深セン空港国境検査所所長はは「中国とタイ、相互のビザ免除という措置は、中泰両国間における人の往来をさらに促進し、双方により多くの交流・協力の機会を提供する」と語っていた。

深セン宝安空港は3月1日時点でタイを往復する便は7便出航。1300人以上の旅客が今回の措置で利便性が向上したという。(3月2日)

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