今週の広東ローカルニュースを紹介

深セン初の「老字号」認定

老舗ブランド4つを登録

 中国、商務部など5部門が2月1日(木)、第3弾「中華老字号」リストを発表。382の中国老舗ブランドが正式認定され、全国の「老字号」は1455となった。深センからは「信記号」、「合成号」、「永豊源」、「華潤五豊」の4つが選ばれ、深セン老舗ブランドゼロを打開した。

信記号は1919年創業。八馬茶業傘下のプーアル茶ブランドで、中国茶文化を継承伝達してきた。また、合成号は1901年創業で、「雲片糕」という伝統菓子を販売。2015年にその製造技法が省の無形文化遺産に登録された。そして、永豊源は中国の高級陶器ブランドで、伝統の継承と現代技術を融合し、原材料の研究開発や革新的なマーケティング等で国内外の評価を受けている。華潤五豊は良質な総合食品メーカーだという。

商務局責任者は今後も深センの特色を持つ老舗ブランドを輩出し、中国らしい魅力を示したいという。(2月2日)


深セン空港国内線

乗車コードで搭乗

 深セン宝安空港は2月1日(木)より、国内初の「一証通行」乗車コードサービスを開始。国内線利用者が飛行機に乗る際に、身分証や搭乗券を提示する必要はなく、登録済み乗車コードをスマホでかざすだけで搭乗することができるという。

深セン宝安空港は、今年の春節大移動にむけたスマート化で、乗客に便利な新体験を提供。昨年末に開始した同QRコード搭乗サービスは、春節迄にすでに600人余りが利用し、スムーズな運用が行われている。国内線利用客は支付宝民航公安ミニプログラムの「民航便捷出行」から登録し、乗車コードを取得する。ただし、現時点ではまだ外国人パスポートには対応していない。(2月2日)


ロボタクシー

宝安区で商業化試運転

 深セン市宝安区で1月31日(水)、無人運転スマート車の商業化試運転を開始。広州汽車集団傘下の如祺出行(英語名ON TIME)のロボタクシーは前海、宝安区中心、宝安空港、深セン湾、深セン税関等のエリアで乗客を乗せ、料金を徴収する応用モデルを展開する。大規模商業化に向けた運用が加速するという。

ロボタクシーの利用は通常のオンライン配車と同じで、如祺出行APPのトップ画面から「打車」サービスを選択し、乗降車地点を入力すると、システムにより最適な配車が提供される。(2月1日)


春節期間の旅行者数

7606万人が来訪

 広東省文化・旅行庁が2024年春節期休暇期間(2月10日~17日)の旅行者数を発表。同発表によると、期間中、広東省では昨年比68・4%増となる延べ7606万9000人の旅行者を受け入れたという。

2024年の春節は、広東省内で様々な特別イベントが開催。広州市では旧正月元旦(初一)となる10日(土)に花火イベントが開催され、およそ54万人の市民および観光客を魅了した。また潮州では「秀美潮州・龍騰盛世 2024年潮州古城花灯展」が開催され、「潮玩古城」をテーマにした飾り提灯が登場し、多くの市民、観光客が足を止め、写真を撮っていたという。(2月17日)


電動自転車の交通違反

早めの解決案が必要

広州日報の報道によると、昨年より電動自転車や自転車による交通ルール違反が日常化。特に天河区の広州大道と天河北路の交差点では一般自動車道を横断もしくは逆走する電気自動車および自転車で交通安全に問題を起こしているという。

問題視されている広州大道・天河北路交差点では、南側の天河北路・東に向かう自動車道で逆走する電気自動車および自転車が多数発生。反対車線を横断し、天河北路北側へ向かうのが目的なのだが、多くの自動車は走行を妨害され、交通渋滞や交通事項原因となっているという。市民たちは関係部門にできるだけ早くこの問題を解決するよう要望している。(2月19日)

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