今週の広東ローカルニュースを紹介

パリオリンピックの玄関口

空港搭乗橋に中国製採用

 第33回夏季オリンピックが7月26日(金)~8月11日(日)、フランス・パリで開催される。今大会のオリンピック代表団の出入国ゲートとなるシャルル・ド・ゴール空港とオルリー空港では、中集集団(CIMC)が建設した184台の搭乗橋が使用され、2014冬季ソチオリンピック、2022年冬季北京オリンピック、2023年杭州アジア大会に次ぐ大型国際大会での採用となる。

ヨーロッパで二番目に大きいシャルル・ド・ゴール空港にある113台の搭乗橋と、フランス第二のオルリー空港の9割を超える71台の搭乗橋は中集集団が製造。オリンピック期間中、安定および安全な運行を行うため、中集集団は空港と緊密な協力体制で整備、点検を行う。オルリー空港では24時間3体制で、要請時に5分以内で現場到着できるよう保障するという。(7月22日)


大鵬新区観光支援

ホテル建設助成金

 深セン市大鵬新区では今後、同区内にあるホテルや民宿の発展支援を積極的に行うと発表。中でも、新区に新設される国内外の有名ラグジュアリーホテルには一定の割合に応じ、最高3000万元の助成金をあたえるという。

同市政府は、大鵬新区のホテルや民宿に対し館内の改装を推奨。未使用物件の全面改装を実施し、国内外の高級ホテルブランドを誘致した場合、通常営業後の年間売上額が最初に5000万元を超えた際、最高200万元を下らない奨励金が支給される。また、ホテルの改装費用に5000万元以上を投入すると、実際の投資額の一定比率に応じて、最高300万元を越えない範囲で助成金が支給される。(7月22日)


博物館の事前予約

7月22日から不要

 深セン市内の博物館61館、美術館33館、図書館12館、文化館10館の全てで7月22日(月)より、事前予約が不要となった。また、市内17か所のA級観光地でもすでに事前予約不要となっており、多くの公共文化施設で事前予約政策が廃止されている。

夏に間に合うよう深センの各博物館では多彩な展覧を開催。深セン博物館の古代芸術館及び歴史民族館、南山博物館、南頭古城博物館などの重点博物館では、8月30日まで、開館時間の延長や月曜定休日も開館するなどのサービスを行う。(7月22日)


学校でのスマホ禁止

広州の小中学校で

広州日報は7月25日(木)、広州市政府が定める「小中学生心理健康促進条例」に「小中学生の校舎内へのスマートフォン持ち込み禁止」や「校舎内でのスマートフォンの使用禁止」が明記されると報道。新たな追加された規定は市民より一定の支持を集めているという。

心理カウンセラーは「スマートフォンの使いすぎでネット中毒になり、心に障害を抱え、情緒不安定な小中学生が多くなっている。スマートフォンと生活が密接につながっている現在、子どもたちにスマートフォンとの距離をどのようにするべきか教えることは大切だ」と話し、今回の条例改正を支持しているという。(7月25日)


深センの再生回数4位

外国人旅行者、増加

 深セン晩報は最近、中国の「144時間トランジットビザ免除措置」が実施されて以降、深センは外国人観光客より熱い視線を集めていると報道。海外の動画サイト「You Tube」の統計データによると「#China Travel」というタグで深センに関する動画の再生回数が4位にランクインしていることがわかった。

2024年上半期、深セン宝安国際空港の出入国者数は前年同期比177%増となる251万人を突破。海外からの旅行者は日々、増加しており、現在注目度急上昇中の深センを訪れた外国人は「深センに来て、私たちは2050年にタイムトラベルしたようだ」と感想を述べている。(7月25日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最新号の電子版はこちらから

PAGE TOP