今週の広東ローカルニュースを紹介

公園ネコの保護と管理

里親募集、TNR活動実施

 越秀公園で最近、広州市2025年国際生物多様性デーの宣伝活動が実施。公園では猫の里親募集のため、公園ねこの写真が掲示され、多くの訪問者の注目を集めた。

越秀公園内にある「ねこ食堂」の動画が半月前、ネットでバズった。動画では市民の餌やりのマナー提唱のため、園内90カ所に餌置き場を設置。固定場所で餌やりを行い、清潔な環境で、新鮮な餌と水を与えるよう指導している。他にも園内には「ねこシェルター」や「愛心ペットハウス」などの施設も開設され賞賛の声が上がった。

現在、各大規模公園や団体が無秩序な繁殖を抑えようと、健康基準を満たす猫を「捕獲―不妊去勢―リリース」する「TNR」の理念を提唱している。不妊去勢手術を行った猫の耳は端がカットされた印があり、越秀公園は80%近く、珠江公園は70%超の野良猫が手術を完了しているという。(6月3日)


長距離バスの役割

時代と共に終焉

深セン晩報によると最近、深セン汽車(銀湖)駅、羅湖汽車駅、橋社客運駅、福田汽車駅などの長距離バスターミナルが時代の発展と交通手段の多様化と共に、歴史の表舞台から姿を消しつつあると報道。長距離バスターミナルはかつて、深センにやって来る「夢追い人」が最初に降り立つ駅で、無数の夢が交差する場所でもあった。

1980~90年代、深センの出稼ぎ労働人口増加に伴い、道路旅客事業も発展。2014年には深セン市のバスターミナルが過去最高の51駅となった。しかし現在では、空っぽの待合室が残され閉鎖する駅が増えている。交通運輸部のデータによると、12年~23年の全国道路営業旅客数は70%近く減少した。(6月4日)


水の事故が増加

心肺蘇生で児童救助

 深セン市坪山区のプールで最近、4歳の児童が地域の魚釣りイベントに参加し溺れた。幸い住人で坪山区人民医院救急科の看護師林宝英氏が現場で救命措置を施し、子供の命は無事だったという。

事故当時、子どもの祖父が発見して児童を抱き上げたが、子どもは無反応、無呼吸、チアノーゼ、全身の皮膚が青白く、水を吐かせようとした。林氏が急いで制止し心肺蘇生を行い、4分後、児童は胃の内容物を吐き出し、呼吸と意識を取り戻した。二次被害を避ける為、気道確保、横向きの姿勢、保温に注意が大切だと関係者は話す。(6月4日)


 

自転車ブーム高まる

専用路の整備が追い風

深セン晩報はここ数年、深セン市の自転車専用道路の整備が活発であると報道。これに伴い、深セン市では自転車ブームが高まっており、トレック、スペシャライズド、コルナゴなど国内外の有名ブランドの店舗が多く出店しているという。

現在市内6カ所に専門店を開設しているスペシャライズドの深センエリア担当者は「深セン市では今年、多くのエリアで自転車専用道路が開通しています、そのおかげで店舗の自転車販売台数は2カ月連続で60%、80%と増加。2万、3万元区間の中高級路線の自転車が主力車種となっている。」と現在の深センの自転車ブームの現状を話してくれた。(6月5日)


深セン、端午節の消費

買換え政策が再燃焼

 深セン市商務局によると、端午節休暇期間、家電製品とデジタル製品のオンライン販売数は30万2000台であったと報告。売上高を6億9000万元を記録し、前日平均売上高より40%前後増加したという。

端午節休暇、深セン市では「買換え政策」の熱が再燃焼。統計によると、販売数上位の製品は携帯電話(5万8000台超)、スマートウォッチ(2万1000個超)、タブレット(約1万2500台)、調理器具(約1万台)であったという。また、5月31日(土)から6月8日(日)にかけて、深セン市で2025広東港澳大湾区モーターショーが開催され、自動車消費も増加させた。(6月5日)

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