今週の広東ローカルニュースを紹介

大阪万博の中国館

広東ウィークに3万人来場

 大阪万博の中国館で6月27日(金)~29日(日)は広東イベントウィークが実施。広東省掲陽市の伝統舞踊、国家級無形文化遺産のひとつである「普寧英歌」の国家無形文化遺産継承人・陳来発氏のチームが歌と踊りを披露した。

「緑が美しい広東・スマートな未来創造」がテーマの同イベントが開催されている期間、世界各地から3万人以上が中国館に来場。広東企業は、大阪万博ではAIロボット等の先進技術の製造レベルをアピール。中国館入口で、深セン優必選科技股份有限公司の人型ロボットWalker・Cが「ようこそ、中国館へ」と手を振って挨拶した。また、上海万博以来30カ国を超えるパビリオンへLEDスクリーンを提供する深セン市洲明科技股份有限公司は、改良を重ねたLEDライト・ディスプレイ設備の一体化ソリューションを多数の主要会場へ提供している。(7月10日)


図書館で涼をとる

夏休開始で満席に

 深セン市の学校では、2024―2025年度春季学期(下学期)が7月13日(日)に終了。夏休みに入り、市内公共文化施設の来場者がピークを迎えている。

深セン図書館中心館及び北館では、多くの学生、会社員、シニア読者らが開館前から列を成し、静かな学習机や自習エリアが飽和状態となっている。「毎年夏休みに入ると自習エリアはほぼ満席です」と、普段から自習しに訪れている学生の李氏は言う。

各区の図書館では特別な夏期イベントやサービスを開始し、開館時間の延長や公益活動を実施している。深セン図書館では特別企画として、文化伝承及びサイエンス教育に力を入れ、160回以上の読書イベント等を実施するという。(7月16日)


地下鉄構内物流の新モデル

世界初、AIロボ商品補充

 深セン地下鉄2号線「湾厦」駅で7月14日、世界初の物流配送テストが実施。AIが搭載された配送ロボットが自律して地下鉄に乗り、駅構内の店舗へ商品を届けることに成功した。

万維物流が独自開発したAIシステムロボットは、各店舗の売上情況、位置、配送時間のニーズ、地下鉄輸送能力等の複数情報に基づき、最適経路を計画する。パノラマLiDARが構内地図を作成し、シャーシ(土台部分)と制御システムが「骨格と運動神経」となり、自律してエレベータや地下鉄に乗車、列車の駅到着を認識する機能がある。(7月16日)


十五運会グッズ旗艦店

正佳広場にオープン

広東、中国香港、中国マカオで11月より開催される第15回全国運動会(以降は十五運会)と第12回全国障がい者運動会(以降は残特奥会)のオフィシャルグッズ販ショップ旗艦店が7月16日(水)、正佳広場の北東エリアの屋外にオープン。同店ではマスコット関連商品、記念ピンバッジ、文化創造アイテムなど500種類近くのオリジナルグッズを販売しているという。

現在、十五運会に関連するグッズを販売するショップは北京を含む全国13都市、270カ所以上にオープン。ランドマーク、観光地、空港、高速鉄道駅、地下鉄駅に位置していることが多く、これらは十五運会と残特奥会の宣伝窓口となっている。(7月17日)


広東、夜の経済盛況

全国1位を維持

 オンライン決済サービス「支付宝」が集めたデータによると、25年6月、広東における18時~24時までの消費金額は1日全体の49・3%を占めていることが判明。この数値は前年度期比より6ポイント上昇しており、夜の経済が盛り上がっていることを示した。

また中国IT企業「美団」が集めたデータによると、夏至以降、武漢市光谷、深セン市龍華、重慶市観音橋、南京市新街口、広州市天河などが「全国10大人気夜食エリア」となっていることも判明。中でも広東省では7月以来、夜間(18時~翌6時まで)の店内飲食注文量が前年同期に比べ、21%超増加し、全国1位を維持しているという。(7月14日)

 

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