「王老吉」の売上好調
脱貧困基金設立で社会貢献
広州白雲山医薬ホールディングスが4月27日(火)、「2021年第1四半期の財務報告」を発表。報告によると、新型コロナ感染症の影響による負の局面を脱し、売上高200億元、対昨年比18・02%増を達成。これにより、親会社で国内医薬トップの広州医薬集団有限公司(広薬集団)の純利益は約16億元に達し、経営活動によるキャッシュフローは50・8億元で149・35%増となった。
白雲山医薬の看板商品である「王老吉」(漢方茶)は第1四半期の売上が昨年比30%を超え、清涼ドリンクの「刺檸吉」も昨年比5倍の売上増であった。そのほか、重点商品も2桁台の売上増加を維持し、商品のシリーズ化などで巨大ブランドを形成するなど、様々な戦略が功を奏した。広薬集団は王老吉の売上による脱貧困基金設立の取組みに対し、中華全国総工会から今年の名誉賞が授与された。(4月30日)
飼犬のリード着用
5月1日~義務化
深セン特区報によると新しい「中華人民共和国動物防疫法」では、リードを付けない犬の散歩を違法と規定。5月1日(土)から正式に施工され、養犬マナーが強化されるという。
施行直前の4月25日(日)~27日(火)、深セン特区報の記者は市内住宅区、ペットショップ、公園の現状を取材。下梅林のペットショップでリードの売れ行きを聞くと、昨年11月に「深セン市養犬管理規定」が施行されて以降と変わっておらず、リードを利用している飼い主は多いという。また、景田社区動物公園などでは、野良犬以外でリード無しの犬は見当たらないという。「ただ、愛犬家のリード着用は浸透しているが、長さや糞の処理にまだ問題が残っている」と関係者は話す。(4月30日)
広州市の緑道建設
今年は新たに300㎞計画
広州日報によると、広州市新聞センターで4月29日(木)、緑道に関する評価や今後の指針を報告する「新聞発表会」が開催。同会によると、市内に建設された530㌔の緑道は全検査が終了。今年は新たに300㌔が建設すると発表した。
今年の緑道建設計画は、広州の歴史文化などが感じ取れる空間を創造することに重点が置かれ、「黄埔涌」、「花地河」などの観光スポットの魅力を引き出す緑道や水上施設が建設されるという。また計画では水質改善、生態保護などを保つ治水処理なども行われる。(4月30日)
深セン地下鉄20号線
無人自動運転の地下鉄
深セン特区報によると、4月29日(木)、現在建設中の深セン地下鉄20号線で全自動の無人運転地下鉄が運行。現在、地下鉄20号線では新車輛が続々とテスト運行を行っており、今年末には、市民の足としてるようされるであろうと多くの関係者が期待を寄せているという。
地下鉄20号線の第一期路線は全長8・43㌔。深セン国際会展中心と深セン宝安国際空港を結ぶ。また、同路線で採用される車輛は、全自動の無人運転システムが搭載されている。
地下鉄20号線の建設工事は、2016年9月より始まり、18年に基礎工事が完了。今年5月1日(日)からは、駅設備の取り付けおよび内装工事に着手している。(4月30日)
広州の五一休暇
経済活性に大きく寄与
広州日報が「商貿流通企業統計データ」を調べたところによると、5月の長期休暇「五・一休暇」で、広州市政府および企業の売上高は前年比90%増の43億元を記録したことが判明。特にホテル、飲食業界の景気回復はすさまじく、広州市のホテル・飲食営業売り上げは20億元で前年比20%増、2019年比10%増となったこともわかった。
また同データによると、今年の「五・一休暇」で、広州に訪れた旅行客は約1084万人を記録。旅行業の総収入は約89億元に上ったことが判明した。
さらに天河路商圏における人の流れも前年より増大し、1000万人を超えたという。(5月6日)