今週の広東ローカルニュースを紹介

広州と佛山を結ぶ裕和路

消費、住、産業の融合促進

 佛山中徳工業サービス区管理委員会は9月9日(水)、佛山と「広州南」駅を結ぶ複数の重要道路に関する改修および交通要所の都市設計に関する入札公告を発表。これらの道路はいずれも佛山市の三龍湾片区内に位置し、今回の改修計画では区間の道路設計、交通組織、スマート交通のデザイン案を募るだけでなく、景観テーマの策定も行う。

同公告によると、改修予定の「佛山裕和路(横五路)」は、まだ陳村区間が未開通であるが、将来的に三龍湾から順徳区間を横断し、「広州南」駅へ繋がる重要道路となる。また、同ルート上には世紀蓮、中欧センター、譚洲国際会展センターなどの施設があり、三龍湾全体のイメージに大きな印象を与える。

現在、道路両側には多くの村や未開発地があるため、道路建設地の再検討や、道路名称を「大湾区迎賓大道」へ改名することなども検討されているという。(9月10日)


深セン5年後目標

経済規模2兆元へ

中国(深セン)総合開発研究院は9月7日(月)、「新40年・新40企―深セン未来発展の新力量」報告を発表。これまでの40年、深センでは消費および科学技術領域において、テンセント(騰訊)、HUAWEI(華為)などの革新的スター企業が複数誕生した。これらの企業は次の40年に向けて、深セン経済の新たな活力や原動力となり、深セン経済特区が新たな消費及び科学技術の時代を迎えると期待されている。

同報告では、今後5年で深センのGDPは6・5%増加し、2025年迄に1人当たりの平均GDPが3・5万㌦に達すると予測している。また、500万人近くの雇用を創出し、消費を2倍の2兆2000億元に引き上げるという。(9月8日)


国慶節前の豚肉価格

大幅高騰の可能性は低い

 国家統計局は9月9日(水)、豚肉の価格が前期比9・1%減であると発表した。専門家によると、9月は学校再開、中秋節および国慶節などによる需要が高まる一方、北方市場の生産能力回復で出荷量が増加しており、豚肉価格が大幅に高騰する可能性は高くないという。

同局の見解では、6~8月に発生した災害による物流への影響などで前期は豚肉価格が高騰していたが、今期に入り物流網が復旧し、新型コロナウイルス感染症収束に伴う生産量の回復で供給量が改善されたことが、豚肉価格安定の主な原因だという。(9月10日)


生活ゴミ分類管理条例

分別意識まだ低い

 深セン晩報によると、深セン市城管・総合執法局は9月7日(月)、宝安区物業小区へゴミ分類に関する抜き打ち調査を実施。多くの場所でゴミの分類や衛生状態が市の定める基準に達していないことがわかった。

深セン市は9月1日(木)より、ゴミ分類の遵守や廃棄ゴミの削減などを明記した「深セン市生活ゴミ分類管理条例」を施行。施行日から7日までの間、深セン城管部は多くの小区などを視察。1697カ所で条例に記載された要求に達していないと改善命令が出された。

関係者は「多くの住民はゴミの分別に関する意識がまだ低い。今後も宣伝活動を行い、指導していかなくてはならない」と語る。(9月8日)


食べ物の食べ残し抑制

十大行動を設定

深セン特区報によると、深セン市市場監督管理局は9月8日(火)、深セン市内で、新聞発布会を開催。同会で市場監督管理局の局長・李忠氏は、最近中国国家主席が重要指示を出した「食糧浪費の抑制」を実行するための法案「制止餐飲浪費十大行動実施法案」を発表した。

同案には「食糧浪費の抑制に関する教育の強化」、「料理の小皿化」、「レストランのオンライン監督」など、食べ物浪費を打破するための10項目を記載。中でも、同法案が市民に浸透できるかどうかは「節制意識の標準化」、「ビュッフェやレストランなどの管理」、「深セン市生活ゴミ分類管理条例の遵守による食糧浪費の節制」が鍵になると言われている。(9月9日)

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