今週の広東ローカルニュースを紹介

空港発深夜バス、時間延長

最終便に合わせ8路線運航

 深セン市交通運輸局はバス会社らと共同で、深セン空港の交通システムを一新。11月4日(土)早朝より、深セン空港快速線「零点快線」のサービスを改善した。

今回のサービス改善で、A2龍華線、A3南山線、A4龍岡線、A5坪山線、NA6光明線、NA8布吉線など深セン発の既存空港快速線7本の営業時間を午前4時まで全面延長。また、空港着最終便に合わせて定期バス1本を開通し、深夜運行を実現した。深セン空港では現在までに、地下鉄、バス、タクシー、空港快速線、都市間乗り合い配車等多くの交通手段で24時間運営が確立している。

これまで深セン空港バスの最終便平均時刻は午前2時であったが、一部国際便の到着時刻が深夜2時~6時に住中。地下鉄終了後の夜間交通ピーク時に長距離タクシー代が高い、近距離タクシーが捕まらないなどの不満が高まっていた。(11月8日)


深セン美術館

11月6日オープン

 深セン北商務中心エリアに11月6日(月)、深セン美術館(新館)が正式オープン。古今東西1000点近くの芸術作品を有する。

同館1階の天井は13・9mと高く、イベント展示板や移動式液晶スクリーン設備を備え、大型展覧の開催やフレキシブルな独立空間を仕切ることも可能。2階は390㎡の半屋外の彫刻展示スペース。3階は自然光の様な専用照明を用い、最高の環境で芸術鑑賞ができる。4階は温度と湿度が管理された展示ケースで、博物館級の所蔵品が展示されるという。

新しく建設された深セン美術館は芸術施設であるだけにとどまらず、立体的な都市型リクリエーション空間として市民に文化的な場所を提供する。(11月7日)


広州動物園でワクチン接種

丹頂鶴等370羽に実施

 広州動物園では感染病が発生しやすい時期を迎え、最近、鳥類にワクチン予防接種を実施した。

園内中央の三大湖ワクチン接種場では、作業員が防護服を地着用して準備。静かな湖面に小船数艘が現れると、歩調を合わせて鳥たちを湖西南側へ追い込み、丹頂鶴、白枕鶴、フラミンゴ、ペリカン、ハクチョウ、オシドリ等24種370羽に作業員がワクチン接種した。飼育員は網を手繰り寄せた後、羽をばたつかせる鳥を素早く捕まえ、獣医は阿吽の呼吸で手早くワクチンを接種していた。(11月7日)


11月は温暖な気候

下旬に気温が下がる?

 広州市気象台によると、広州は11月7日(火)に立冬を迎えたにも関わらず、平均気温は18度~25度と例年より高く、温暖な気候が継続。13日(月)~14日(火)は寒気の影響を受け、一旦気温が下がるが、15日(水)以降は、また気温が上昇するという。

同気象台は華南エリアで温暖な気候が続いているのは、西太平洋と南海にある熱帯低気圧が活発に動いていることが原因だと説明。この熱帯低気圧が活発なため、北にある寒気が南下できないという。ただし、25日(土)~29日(水)にかけて、北より寒気が流れ込むと予測しており、これ以降は平均気温が下がるであろうと気象台関係者は話している。(11月9日)


ファーウェイ次世代車

先行予約が開始

 中国通信機器大手「華為(ファーウェイ)」は11月9日(木)、深センで中国自動車メーカー「奇瑞自動車(チェリー自動車)」と共同開発をした初となるサルーンタイプのスマートカー「智界S7」の先行予約予約を開始すると発表。11月28日(火)より、正式に発表されるという。

今回、先行予約が開始される「智界S7」はフルスタックスマートカーソリューションの技術を活かした次世代自動車。ファーウェイ独自OS「HarmonyOS 4」が搭載されたスマートコックピットやスマート運転補助システムなど、同社の最先端技術が詰めこまれているという。メーカー希望前売り価格25万8000元。(11月10日)

 

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