刺身でも食べられる新鮮な寒鰤を贅沢に使ったしゃぶしゃぶは、
味も格別。〆は雑炊またはラーメンで
接待に使いたい店
最近、日本人向けの飲食店が続々とオープンしている六運五街。
その草分け的存在が、海鮮居酒屋「兄弟船」だ。
中国メディアにもたびたび取り上げられ、
今や押しも押されぬ名店として知られている。
厳選された食材と技が織り成す料理は、舌の肥えた客を唸らせ、
その味の確かさに接待の利用も多いという。
今回は、「とにかく旨いものだけを食べたい」という客のワガママに応え、
富山産寒鰤と旬の海鮮を盛り込んだ、兄弟船「冬の極」を用意した。
酒飲み冥利の料理
まず、「季節の肴三色盛」は、「寒鰤なめろう」に「赤貝ぬた和え」、
「本鮪血合いの甘辛角煮」と、日本酒にピッタリのものばかり。
香り高い純米大吟醸「獺祭」(120元/合)と合わせれば、
箸は止まらず、つい盃を重ねてしまう。
また、富山産寒鰤とスペイン産本鮪の「季節の二色造り」は、
身が締まって歯ごたえがあり、
岩塩で食べると、本鮪の旨味がより強く感じられる。
極めつけの「寒鰤しゃぶしゃぶ」は、鰤の脂が口いっぱいに広がり、
刺身と全く違う、トロリと柔らかな食感に驚かされる。
この機会に、「兄弟船」の粋を集めた自信作を、しかと味わいたい。
☞info
住所:広州市天河区体育東路六運五街56号
TEL:020-8751-9266
TEL:150-1876-2779(高橋)
営業時間:17時~24時(年中無休)
席数:40席、個室2室
予算:約250元
~広東ジャピオン2013年12月2日号