「うな重(上)」の鰻は肉厚で脂がのり、ほろりと柔らかい。
ほどよい粘りのコシヒカリと絶妙の相性
江戸前の鰻
深センで鰻料理といえば、目下ここをおいて、ほかにないというほど、
こだわり抜いた鰻を提供する、日本料理「酒田」。
鰻の味の決め手は水だ。
同店の鰻は、東京の老舗鰻店の専用養殖場(福建省)で、
厳しい水質管理の下、育てられている。
さらに、〝店の顔〟とも言えるタレは、
老舗鰻店から伝授されたものを使い、
江戸前の味を忠実に守っている。
注文を受けてから、活き鰻をさばくため、
「かば焼き」はもちろん、素材の良さが際立つ「白焼き」(通常各138元~)は、
鰻そのものの旨みが堪能できる。
特濃豆乳の豚しゃぶ
鰻が有名な同店だが、
冬は忘・新年会にも活用できる鍋もメニューに加わる。
オススメの「豆乳豚しゃぶ鍋」(110元/1人前~)は、
日本産大豆で作った特濃豆乳を使用。
豆乳のスープが豚肉に絡み、まろやかな味わいを楽しめる。
このほか、黒毛和牛の「すきやき」や
「地鶏鍋(要予約)」(各130元/1人前~)などを用意する。
酒は、鍋にも鰻にもよく合う、「アサヒスーパードライ」(20元)や
「辛丹波」(288元/1・8㍑)など、辛口揃いだ。
今週末は「酒田」で一杯やりながら、
鰻が焼けるのを待つという、楽しくも贅沢な時間を過ごそう。
☞info
住所:深セン市羅湖区南湖路3009号国貿商住大厦3階DE座
TEL:0755-8223-9998
TEL:137-1380-3457(日本語)
営業時間:11時半~14時、17時半~24時
席数:70席、個室3(38人収容可)
予算:昼約50元、夜約200元
~広東ジャピオン2013年12月16日号