カキドオシでイライラ解消
カキドオシはシソ科の植物の1種で、日本全土の道端などに自生している。
日本の民間では、小児性のひきつけの治療や、
解熱・利尿薬として用いているようだ。
中国でカキドオシは、身体の中に溜まった湿気や熱を取り除き、
身体を軽くすると言われている。
そのため、ストレスを溜め込みがちの人や、
時間を忘れて1つのことに熱中しすぎる人、
イライラしやすい人にオススメだ。
中国医学では、カキドオシは肝臓や胆のう、膀胱に働きかけ、
各器官にできた結石を体外に排出するのを助けると言われている。
また、子どもの消化不良の改善にも有効なのだとか。
全草を乾燥した生薬を「金銭草」と言い、
子どもの疳の虫に効くとされている。
さらに、血糖値降下、体内脂肪の溶解を助けるとも言われ、
健康茶やダイエット茶として飲まれている。
主な薬効成分は揮発性が高いため、あまり煮詰めない方が良く、
飲用する時は日本茶と同じ要領で、
急須に5~10㌘のカキドオシを入れ、熱湯を注ぐ。
また、通常「金銭草」は、薬局にて販売されているので、
医師の指導の下、服用しよう。
多忙や天候の変化が原因で身体がのぼせがちの人は、
カキドオシ茶を飲んで、ほっとひと息ついてみては。
~広東ジャピオン2014年4月7日号