天然的生活 第113回 ~甘蔗(サトウキビ)

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-440天然的生活

 

サトウキビでパワー補給

 

テンサイと並び、砂糖の原料として

重要な役割を果たすサトウキビ。

日本では、沖縄を中心に

九州や四国などで栽培されている。

なお徳島や香川で生産されている

高級砂糖「和三盆」は、

伝統和菓子の原料として、昔から重宝されている。

 

サトウキビは、砂糖の原料のほか、

茎の芯の部分をそのまま噛んで食べたり、

機械で汁を絞って飲んだりする。

栄養成分には、カリウム、亜鉛やマグネシウムなどの

ミネラル、ビタミンB1・2、鉄分、カルシウムを含む。

単糖類のため、消化吸収が早く、

疲れた時、すぐに体力をつけたい時に適している。

 

中国でサトウキビは、寒性に属すと考えられており、

身体を冷やす作用があり、のどの渇きを抑えるため、

夏場によく摂取される。

また、胃の働きを整え、

吐き気を止める効能もあるのだとか。

 

中国では、この時期、

路上でサトウキビジュースが売られる。

また、田うなぎやタケノコと一緒に炒めるなど、

中華料理にもよく登場する食材である。

中でも、サトウキビ、シイタケ、豚肉入りの粥は、

高血圧の人に進んで食べられる。

ただし、身体を冷やす恐れがあるので、

下痢をしやすい人は摂取を控えよう。

 

夏に見かけるサトウキビジュース。

暑い時のパワー補充ドリンクとして取り入れてみては。

 

~広東ジャピオン2014年8月11日号

 

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