キサラギナで病気知らず
キサラギナは、白菜やチンゲン菜と同じアブラナ科に属する、
中国を代表する冬野菜として知られる。
最近は静岡県、長野県、北海道など日本でも栽培され、
〝ターツァイ〟の名で市場に出回るようになってきている。
キサラギナは、カロチン、鉄、
ビタミンA、ビタミンC、食物繊維を豊富に含み、
便を軟らかくして排便を促進するため、
肌荒れに悩む女性たちから支持を得ている。
また、病気に対する抵抗力の増強も期待できる。
中国医学では、キサラギナは、便秘だけでなく、
五臓に栄養を与え、調子を整えてくれるという。
なお、肝臓の気の流れを良くするため、
ストレスの改善効果にも優れるのだとか。
中国では、一般的にスーパーの野菜売り場や
八百屋などで購入できる。
高温でサッと炒めると、
茎部分のシャキッとした歯ごたえと、
色味が良くなることから、
炒め物料理に頻繁に登場する。
そのほか、豚肉やツナ、油揚げなどと一緒に煮て食されることも。
さらに、髪や粘膜、皮膚の健康維持、
視力維持を始め、のどや肺など呼吸器系統を守るために、
キサラギナを煎じたものを飲む習慣もあるという。
風邪を引きやすくなる冬に備えて、
キサラギナを晩ご飯の一品に加え、
病気に負けない元気な身体を目指そう。
~広東ジャピオン2014年10月6日号